過去ログ - 雪歩・真「青いロケットを飛ばそう」
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26:1[saga]
2014/08/29(金) 22:41:28.48 ID:koomCluv0

「動き始めたぞ! 何をするか解らない、下がるんだ!」

「しかし……!!」

以下略



27:1[saga]
2014/08/29(金) 22:43:02.84 ID:koomCluv0

そうか、当たり前だ。
彼女は今まで一人でロケットを作って失敗してきた。
一人でずっと挑戦と挫折を繰り返してきた。 だが今は、私というもう一つの命を握っている。

以下略



28:1[saga]
2014/08/29(金) 22:43:31.19 ID:koomCluv0

真「雪歩…………」

雪歩「私、信じてる! 私は、真ちゃんと会って一年くらいしか経ってないけど、真ちゃんの良いところ全部知ってるよ!!」

以下略



29:1[saga]
2014/08/29(金) 22:45:13.64 ID:koomCluv0

ゆっくりと宇宙船は地面を走り、段々とスピードを上げていく。
あの丘は、ゆったりとした坂が長く続く道だ。 加速には十分、だと思われる。

「こら!! 君達やめなさい!!」
以下略



30:1[saga]
2014/08/29(金) 22:45:50.92 ID:koomCluv0

真ちゃんがそう叫んで、何秒経ったろうか。
いつしか地面を走る音は無くなり、落下とは違う、別の浮遊感に襲われた。

雪歩「………………ッ、…………え?」
以下略



31:1[saga]
2014/08/29(金) 22:47:23.92 ID:koomCluv0

真「雪歩、飛んでるんだよ!? 僕達二人、同じ宇宙船で、一緒に!!」

雪歩「うん、うん!!!」

以下略



32:1[saga]
2014/08/29(金) 22:48:39.55 ID:koomCluv0

雪歩「…………!!」

「頼んだよ」 この宇宙船に乗って、初めて私の役割が出来た。
それは、耐えること。 真ちゃんに負い目を作らせないこと。
以下略



33:1[saga]
2014/08/29(金) 22:49:41.80 ID:koomCluv0

真「………………くぅっ!!!」

後部座席に居て、かつ体勢も変えている私ですらこの負荷だ。
前に居る真ちゃんの負担なんて想像すら容易ではない。
以下略



34:1[saga]
2014/08/29(金) 22:53:43.68 ID:koomCluv0

真「……………………雪歩」

名前を呼ばれた瞬間、違和感に気付いた。

以下略



35:1[saga]
2014/08/29(金) 22:54:22.59 ID:koomCluv0

真「体の方は、大丈夫?」

雪歩「うん、大丈夫。 真ちゃんのお陰」

以下略



36:1[saga]
2014/08/29(金) 22:56:48.79 ID:koomCluv0

雪歩「うん」

真「へへっ」

以下略



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