過去ログ - 律「澪と寄り道して帰る話」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/30(土) 01:50:30.11 ID:Gqx9SXLWo

 澪の方、もう見ることもできない。
 気の置けない笑い声が遠くから聞こえる。
 もぞもぞと動き出したプリン頭の二人、
 しびれた彼氏の腕をさすってくすくす笑ってる。

 窓の外に必死で目を落とす。
 でももう私の顔も、下の二人も見えやしなかった。
 陽は落ちるどころか明けていく一方で、
 もう月のかすかな光もわからない。

「さっきのおじさん、始発間に合ったかな?」

 赤い光に満たされるフロアの中で、つぶれてしまいそうだった。



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