過去ログ - エルフが奴隷に堕ちた理由を考えてみたりなど
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50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 18:41:22.15 ID:uMu3uzQDo

 子熊が眠って紅い葉が山に揺れ、歌が終わった。
「……なんで歌えるんだ?」
 彼は不思議に思って訊いた。エルフは覚えたわ、と答えた。
「あの晩の一回で?」
「ええ」

 記憶力がかなりいいらしい。
 エルフの別名を思い出す。
 歌う人。

「歌は好きか?」
「大好きよ」
「俺もだ」
 それを聞いてエルフがかすかに微笑んだ。
 まるでほのかに色づいた花がぽっと咲いたかのようで、彼は小さく息をのんだ。



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