過去ログ - エルフが奴隷に堕ちた理由を考えてみたりなど
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93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/10(水) 16:45:03.28 ID:EuprKhDmo

「だからエルフは負けたのよ。頭でっかちはいざというとき駄目なのね」
 彼女は自嘲気味に笑うと、木苺をもう一つ口に運んだ。
 その横顔を、彼は見つめた。

以下略



94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/10(水) 16:45:35.24 ID:EuprKhDmo
つづく


95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/10(水) 16:47:13.16 ID:0T6DcrbjO

この作品好き


96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/10(水) 21:36:10.40 ID:EuprKhDmo

 翌日、起きると頭が重かった。
 朝食を終えて歩き出して、しかししばらくもいかないうちにしゃがみこむ。
「どうしたの?」
「いや……」
以下略



97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/10(水) 21:36:41.58 ID:EuprKhDmo

 近くの木の陰によってしばらく休んだ。
「どうする?」
 エルフが心配そうに顔を覗き込んでくる。

以下略



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/10(水) 21:37:08.68 ID:EuprKhDmo

 日が高いところから西に傾いても彼の身体はよくならなかった。
 それどころかさらに悪くなってきていて、今は吐き気まで加わっている。

「大丈夫?」
以下略



99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/10(水) 21:37:36.25 ID:EuprKhDmo

「待てよ」
 荷物を背負ったエルフに支えられ立たせられて彼は慌てた。
「俺は大丈夫だって」

以下略



100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/10(水) 21:38:53.86 ID:EuprKhDmo

 日が暮れ夕焼けが地平に消え闇が落ちても彼女は歩き続けた。
 その頃には彼はあがくことさえ忘れてぼんやりと足を運んでいた。

 この先には別れがある。人里へ着けば彼女は捕らえられてしまう。
以下略



101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/10(水) 21:39:44.96 ID:EuprKhDmo

 エルフが口を開く。
 その唇が歌を紡ぐ。
 きらきらちらちらと銀の砂のように輝くその歌を。

以下略



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/10(水) 21:40:58.38 ID:EuprKhDmo
つづく
あと少しで書き溜めが完結するので明日には投下も終わるはず


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