過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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827: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/07(火) 19:57:58.64 ID:AiPFpAVso

「落ち着け! 確かに綺羅ツバサは人気あるかもしれねェけどよ」

「当たり前じゃない!」

「でも、今の俺にはお前ェの方がよっぽど魅力的だぞ」

「……へ?」

「いや、だからよ。努力してたり苦しんだり喜んだり、色々見てきたわけだしよ、

お前ェの魅力は俺が一番わかってるつもりっつうかよ」

 播磨は照れながら顔を逸らす。

「ひょひょっ、にゃにを言ってるのかにゃ!」

「お前ェこそ、何言ってんだ。日本語を喋れ日本語を」

「私の方が、魅力的」

「ああ。ずっと魅力的だぜ」

「本当に?」

「本当だ」

「ありがとう……」

 穂乃果は恥ずかしそうに顔を下げる。

(こりゃあ、もしかして拳児くんは私のことを……)

「もちろん、ことりや海未、希、絵里、花陽、凛、真姫、ついでに矢澤にこも

A−RISEより魅力的だと思ってるぜ」

「……」

「あン? どうした」

「なんでもありません! 帰るよ!」

 そう言うと穂乃果は歩き出す。

 思った展開とは違う。

 でも今はそれでいいと思った。
 
 今度は播磨の少し前ではなくすぐ隣を歩いた。

 お互いの歩幅はよく知っているから、並んで歩くことは苦にならなかった。

(今はラブライブに集中しよう)

 穂乃果は心の中で決意する。

 だが、

(でもいつかは)

 そう遠くない未来にも思いをはせる穂乃果であった。



   つづく 


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