過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
1- 20
141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:31:26.75 ID:YtpFI3Ae0

 勇者の体がその場から消えた様に吹き飛び、大魔王の間をはじき出されると、壁に体を打ち付けた。

 勇者を中心に壁に蜘蛛の巣状の亀裂が走る。

 勇者は目を見開き、額に走った激痛に顔を歪めた。

女の魔王「…冗談でしょ?」

 女の魔王は嘲笑するように魔王へ顔を向ける。

 女の魔王の背後、切りかかる勇者。

 刃が女の魔王の首に激突した瞬間、理力の剣がへし折れた。

勇者「―」

女の魔王「……」

 振り返る女の魔王、その手のひらが、勇者の胸に触れる。

 そして指を倒すように勇者を押した。

 勇者の体が、後方へ加速し、先ほど体を打ち付けた壁に再度激突した。

 口から血を吐き出し、その場に項垂れる勇者。

銀髪の魔王「……大魔王様、もうよろしいでしょう? 例の勇者とやらの実力もこれで証明されてしまった。 もはや魔王に弁明の余地はない」

大魔王「……うむ」

 大魔王はそう一言発すると、興味をなくしたように目を閉じ、そのまま動かなくなった。

 11人の魔王たちが、その場から解散する。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
194Res/182.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice