過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:36:15.03 ID:YtpFI3Ae0
銀髪の魔王「……魔力を吸われた?」

 銀髪の魔王は、眉を寄せ、目の前の勇者から目を離せなくなっていた。

 周囲に目を向ければ、すべての魔王が、魔力を吸われた感覚があるのであろう、皆足を止め、勇者を見つめていた。

 つまり、この場にいるすべての魔王の魔力を、同時に勇者は吸収したことになる。

 吸われた魔力は微量ではあるが、人間の器には十分すぎる量であろう。

 つまり、ただの人間が、必要分を、魔王達から強制的に吸収した?

 そんなことが…たかが家畜ごときに、可能なのか?

 女の魔王は、まだこの事実に気が付いていないようだが…。

 銀髪の魔王の視線が、魔王の傍に立たずむ細目の魔王へと向く。

 細目の魔王は、この魔界で、大魔王様に次ぐ頭の持ち主だ。

 その上、誰よりも魔界のことを考えている。

 その男が動かないという事は……大丈夫なのか?

 何か…いやな予感がする。


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