過去ログ - 希「死なんといてね、ことりちゃん」ことり「知らないの?…私は死なない」
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◆Qe7X7xrNvI
[saga]
2014/10/04(土) 23:37:45.02 ID:PIqQBp0eo
真姫「うぶぅっ…!!」
真姫が地面へと倒れこむ。
すかさず、追い打ちを。
ツバサ「このっ!このぉっ!!!」
一発、二発、三発。
どこかの骨が砕ける音がしたが構わない。
この女を、この裏切り者を、私がこの手で…!
マキ「その辺にしておきなさい。ツバサ」
マキが制止する。
私は止める気はなかったがどうしても体に気だるさを感じ、殴るのをやめる。
真姫「ぁ、ツバ、サ…」
ツバサ「どう、して…っ!どうしてよ…!!」
ツバサ「どうして、何も言ってくれなかったの…!?」
ツバサ「逃げるなら…、逃げるんだったら…!!」
ツバサ「私も、一緒に連れて行ってよ…!」
ツバサ「このっ…!!」
最後に一発、顔を殴ろうとしたけど、腕が上がらない。
よく見たら、真姫の顔には、一発しか殴った跡がなかった。
マキ「…後で病院、必ず行くのよ」
そこで、気づいた。
私は、延々と地面を殴っていたってことに。
砕けた骨は、私の拳の骨だったということに。
私の理性は、ギリギリのところで彼女をかばっていたということに。
急に激痛を取り戻し、その場に倒れこむ。
ツバサ「ぐ、ぁっ…!!あぐぁぁぁっ…!!」
もう私は、わけがわからなかった。
痛さと、悲しさと、虚しさと、怒りと、憎しみと、悔しさと、安堵と、恐怖と、憐憫と、嫌悪と。
いろいろな感情が混ざり合って溶け合って。
呻き、泣きながら縮こまった。
今までの思い出が走馬灯のように脳内を駆け巡る。
あれらが全て、一瞬にしてなんの価値もなくなったかのような。
そんな、寂しさも、感じた。
マキ「…ツバサの報復はこれでいいとして」
マキ「私のぶんが、まだ残ってるわよ?顔をあげなさい、真姫」
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