過去ログ - 希「死なんといてね、ことりちゃん」ことり「知らないの?…私は死なない」
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482: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2014/10/22(水) 23:58:11.67 ID:Ns/6Pfnbo
希「…ね、真姫ちゃんは…」

真姫「ん?」

希「真姫ちゃんは、それが完成して、あと声を飛ばす機械も完成して…」

希「真姫ちゃんの世界の穂乃果ちゃんと凛ちゃんを救う手はずが整ったら、やっぱり…、帰っちゃうん?」

真姫「それはそうでしょ。この世界にいつまでもいられないわ」

真姫「早く帰って、ドクターの続きをしないと。私を待ってる人がたっくさんいるんだから」

希「ど、ドクター…?へ、へぇ…、なんかよくわからんけど、偉いんやね。真姫ちゃん」

希「…で、でも…、時間はたっぷりあるんでしょ?タイムマシンを作れればどんなタイミングでも助けられるんやし」

希「なら、そんな焦らんと、ゆっくりして行ってくれても…」

真姫「…それは」

真姫「私に、あなたの真姫の代わりになって欲しい、って言ってるのかしら?」

希「…え」

真姫「凛から聞いたわよ」

真姫「私が来てから、希は少し元気になった、って」

希「あ…、そ、そう、かな…」

真姫「それってつまり、消えたこの世界の西木野真姫と、この私を重ねて見てて」

真姫「消えてしまった友人の埋め合わせで充足感を得ているってことなのよね」

希「え、えっと…」

真姫「…別に、それに対してどうこう言うつもりはないわ」

真姫「消えた人間のそっくりさんがいれば、少しは元気になるのも、気持ちはわかるし」

真姫「だけど私は、この世界の真姫じゃない」

真姫「いつまでも、あなたの真姫の代わりになれるほど、私も暇じゃないのよ」

真姫「だから、ゆっくりなんてしてられないの。いつまでも、こんな世界にいられないの」

真姫「私にも、大事な相棒がいるのだから」

希「大事な…、相棒…」

希「…そう、やよね」

希「うちの相棒は…、あの真姫ちゃんだけ、なのに…、うちは何をバカなこと…」

希「ゴメン真姫ちゃん…。そして、ありがとう。はっきりとうちにそういうこと言ってくれて」

真姫「じゃあ、はっきりついでに言っておくけれどね」

真姫「…この機械が完成すれば、あなたたちの真姫も、戻ってくる可能性がある」

希「えっ…?」

真姫「私がこの世界に時空移動したなら、この世界の真姫も絶対に私が直前にいた世界にいるはず」

真姫「消えたと思われていた真姫は、いつの間にかこの世界に戻ってきていた、と考えられるわ」

希「そ、それ…、ホンマ?」

真姫「ホンマよ。だから、安心して。私が帰れば、私の代わりに…、いえ」

真姫「かけがえのないこの世界の真姫が、戻ってくるに違いないから」

希「…っ!う、うんっ!!」


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