20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/05(金) 22:37:22.74 ID:oVE2GZJBo
その日、加蓮は家に帰ると早速お母さんにもらった名刺を見せてみました。
名刺をもらった事務所は、お母さんでも知っているような有名な事務所です。
加蓮は、お母さんの反応が楽しみで、少しそわそわしています。
「お母さんは反対、かな。ようやく学校にも通えるようになって、それにもくたくたになって帰ってくるんだから厳しいと思うわ」
「別に、まだやりたいって言ったわけじゃないじゃん」
「でも、それを私に見せてくることは、興味があるってことでしょ?」と、お母さんは言いました。
確かに、お母さんの言う通りではあるのです。
学校に戻ったのはいいものの、同級生との会話には知らなかった単語が次々に飛び出してきます。
勉学も追い付くのに必死で、家に着くと、まず休憩を取らなければならない状態でした。
この上にさらに何かを加えることによる負荷は、加蓮自身が一番感じていました。
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