過去ログ - 八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語はまちがっている」いろは「特別編ですよ、先輩!」
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814: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/28(火) 11:37:24.71 ID:UjbrWcwHo
気づいた時には踏切の音は鳴り止んでいた。その頃には私はもう腕を解いていて、今は先輩に家に送ってもらっている最中だ。

いろは「……何だったんですかね、あれ?」

八幡「遮断機の故障だったらしいぞ。駅員が言ってた」
以下略



815: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/28(火) 11:38:01.33 ID:UjbrWcwHo
いろは「……ごめんなさい。今日一日だけで二回も家に送らせてしまって……」

八幡「もう日付は変わってるから実質一回だろ。気にすんな」

いろは「屁理屈ですね……。じゃあ……」
以下略



816: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/28(火) 11:38:37.94 ID:UjbrWcwHo
八幡「……まぁ、なんだ」

いろは「?」

八幡「まだ今日が終わるまで丸一日あるしな」
以下略



817: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/28(火) 11:39:20.67 ID:UjbrWcwHo
さて、問いかけを始めよう。

まずは問いの作成だ。

俺が出すべき答えの問いは、
以下略



818: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/28(火) 11:39:54.68 ID:UjbrWcwHo
それでは本質的な部分に取りかかる。

俺は一色が好きであるかどうか、それはすぐに答えが出る問題ではない。だから逆に考えてみる。あげちゃってもいいさ。

俺は一色のことが嫌いであるか。
以下略



819: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/28(火) 11:40:25.36 ID:UjbrWcwHo
次の段階に移る。

嫌いではないのなら、俺の一色に対する感情は、いわゆる無関心であろうか。

それもノーだ。一色のことは気になるし、それは今こう考えていることからも証明できる。どうでもいい人間のためにここまで考えるわけがない。
以下略



820: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/28(火) 11:41:22.85 ID:UjbrWcwHo
何度考えてもそこで思考がストップする。灰色の脳細胞が活動を停止して、また最初からになる。カービィの0%を思い出した。ぼうけんのしょはきえてしまいました。

八幡「くそ、延々ループとか冗談じゃねぇぞ……」

壁にかけられたアナログ時計の短針は五を指していた。……なんで見えるんだ? ……あ、もう朝になってたんすか。どうりで灯りも点けてないのに見えるわけだわ。
以下略



821: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/28(火) 11:42:16.66 ID:UjbrWcwHo
暇つぶし機能付き目覚まし時計をセットし、ベッドに身体をあずける。

明日、どうやって伝えよう。

こんな選択をした自分が嫌になる。結局、何も成長していない。
以下略



822: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/28(火) 11:42:52.97 ID:UjbrWcwHo
ピッガタンッ

ピッガタンッ

マッ缶を二本買う。今日は売っててよかった。流石にこんな大事な時にスポルトップはあれだし。
以下略



823: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/28(火) 11:43:42.54 ID:UjbrWcwHo
しかし毎度のことながら緊張する。過去の黒歴史のせいで、それに拍車がかかっていることもあって、吐きそうになってるレベル。

昨夜の俺の決意が吉と出るか、凶と出るかはわからないが、それでもこれがベストだと思う。

昨夜、解は出た。
以下略



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