1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 19:26:43.61 ID:NVsL29bdO
「………なによ」
印刷機、数々の紙束、ポットにテーブル、テーブルを囲むソファ…
白いワンピースを着た少女がそれらの中心に立つ
腕にウサギのぬいぐるみを抱えたその少女は、窓から差し込む光に軽く目を細めながら、少女の前に立つ人物を見る
……その人物は春香
春香と伊織は、事務所の中で2人向き合っていた
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/09/10(水) 19:34:34.25 ID:NS3Yi1Lt0
期待
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 20:24:37.74 ID:NVsL29bdO
「なにって…誰かが事務所に来たような気がしたから、見にきたの」
目を細めている伊織とは反対に、春香は目を開いたまま話す
窓に背を向けているために、春香は顔が外から差し込む光に照らされることはなかった
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:12:23.26 ID:NVsL29bdO
春香は食器棚からコップを取り出すと、台に置いてあるポットまで持っていき、お茶をつぐ
そして、それを伊織の座るソファまで持っていくと、そっとテーブルに置いた
「……」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:45:16.12 ID:NVsL29bdO
「伊織…今日はもう仕事終わった?」
「終わったわよ」
「ふーん…」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 23:28:06.99 ID:NVsL29bdO
「今日の仕事は何だったのかな」
「…ダンスの撮影よ」
「へー…」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 08:25:36.78 ID:aepVT6SS0
「なんでもない」
と、春香は伊織の顔を見ると真面目な顔になって続けた
「それで…撮影で何があったのかな」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 08:49:13.99 ID:aepVT6SS0
「それで私と亜美とあずさ三人で一通り一曲踊れって担当の人に言われたんだけど……」
「ふーん…あ、曲名は?」
「…smoky thrillよ」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 14:59:08.45 ID:aepVT6SS0
「ミスしてばっかりでグダグダになったのよ」
「最初のミスは亜美だったわね、もともと撮影場の雰囲気がいつもと違って張り詰めていたのもあるわ、皆緊張していたのよ…だからといってミスしていいわけじゃないけど」
「うんうん…」
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