5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/12(金) 13:04:31.77 ID:m9BGDIDx0
小鳥(…はぁ…)
結局今日も一人ぼっちで残業。定時はとっくにすぎてしまった。
仕事の量もあるけど、こんな状態で仕事に身なんか入りませんよ…
小鳥(…ほんと、バカなことしたなぁ)
仕事してるのに、頭の中では一日通して昨日の反省をしていた気がする。
反省しても反省しても足りないくらいだけども。
ふと、事務所の扉がガチャリと開いた。
え、こんな時間に?
扉の方を見るとそこにはプロデューサーさんがいた。
えっ、直帰じゃなかったの今日!?
びっくりして思わず目を開く。
小鳥「ぷ、プロデューサーさん、今日直帰だったんじゃないですか!?」
P「あ…音無さん、よかった」
よかった?なに?何がよかったの?プロデューサーさん?
P「実は、まだちょっと仕事残ってて…」
P「あと、それと昨日の事をちゃんと謝ろうと思って」
…ほんと底抜けにやさしい人だなぁ。
昨日なんて、10:0で私が悪いに決まっているのに…
小鳥「ち、違いますよ、悪いのは…私なんです」
…そうだ。私が悪いんだ。
いきなりあんな愚痴して、付き合ってくれたプロデューサーさんに向かってあんな…
P「いえ…悪いのは僕です。いきなりあんな声出した挙句、誘ったくせにさっさと帰ってしまって…最低な男です。」
小鳥「わ…私…本当はもっと早く謝ろうと思ってたんですけど…」
小鳥「…プロデューサーさん…その…怒ってるかな、なんて…」
…聞くまでもないでしょ…
P「そんな!怒ってなんていませんよ!」
P「…でも、悲しかったです。」
小鳥「え?」
昨日も言われた。悲しい。でも、悲しいって、何が悲しいのか…いまだにピンと来ない。
プロデューサーさんは寂しそうな笑顔を見せて、私の隣のデスクに着いた。
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