過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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657: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:43:44.77 ID:kdpcyY3Po

湧「(…じゃけんど…)」

京子「(そろそろ決めないと…な)」

そうやってギリギリの戦いを繰り返すのは楽しい。
しかし、二人の身体は未だ成長途中なのだ。
その身体に秘めた能力や神経をギリギリまで使い潰すような戦いを長時間続けてはいられない。
今は脳内麻薬で疲労も感じないが、気を抜いた瞬間、必ず反動が来る。
その瞬間を狙われた場合、避けきる自信が二人にはなかった。

湧「(やっぱい勝負は…)」

京子「(接近戦…!!)」

このまま中距離での殴り合いを続けていてもクリーンヒットは出ない。
それはもう今までのやりとりで十分過ぎるほど分かっていた。
それでも二人が接近戦を挑めなかったのは、お互いに懸念要素が強かったからである。
京子からすれば、湧の小柄な身体やバランス能力は脅威だし、湧からすれば目の前で消えるような加速力を持つ相手に接近戦など挑みたくはない。
しかし、こうして離れての投げ合いでは、どうしても相手を詰め切れないのだ。
ならば、体力が尽きる前にイチかバチかで至近距離で殴りあうしか無い。
そう思った二人は足を止め、お互いに構えを取った。

湧「…ふぅ」

京子「…はぁぁ…」

湧は両手で一つの枕を上段に構え、京子は二つの枕を盾にするように一つずつ構えている。
それはお互いの身体能力の違いが大きいだろう。
大柄で腕力にも優れた京子であれば、その二つの枕を自在に扱い、有効打を繰り出す事が出来る。
逆に湧は片手ずつでは速度も力も足りず、京子の防御を突破出来ない。
だからこそ、攻撃的な一撃に賭けようとする湧と、それを真っ向から迎え撃つ為に盾のようにして構える京子と言う違いになったのだ。


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