過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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647: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:30:28.20 ID:kdpcyY3Po

湧「…え?」

―― それは手応えもないまま空を切った。

以下略



648: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:31:09.43 ID:kdpcyY3Po

―― その瞬間を藤原利仙は見ていた。

湧がなぎ払うその瞬間、京子は前へと飛んでいたのである。
右から左へと薙ぐ枕を避けるように左から湧の身体をすり抜けていったのだ。
以下略



649: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:33:51.11 ID:kdpcyY3Po

利仙「(…十曽さんは良くやってくれています)」

霞達からの集中砲火を避けるのは自分では無理だっただろう。
無論、利仙とて人並み以上に武術に親しみ、身体も鍛え上げているという自負がある。
以下略



650: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:36:50.03 ID:kdpcyY3Po

利仙「(…十曽さんに前へと出てもらって本当に良かった)」

彼女の習う古武術は少ない力で敵を制圧する事を目的として生まれたものだ。
その免許皆伝と呼ばれるに足る実力を備えた利仙にとって、他者の実力を図るのは無意識の内に行っている行為である。
以下略



651: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:37:26.29 ID:kdpcyY3Po

「あの…利仙さん?」

利仙「…今はダメです」

以下略



652: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:39:03.87 ID:kdpcyY3Po

利仙「(ですが…勝つのは私達です!)」

勝つ為に自分は入念な準備を重ねてきたのだ。
そのお陰でまだ少しだけこちらの方が有利ではある。
以下略



653: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:40:06.78 ID:kdpcyY3Po

霞「(…どうして…)」

利仙「(…動かないのですか?)」

以下略



654: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:41:08.40 ID:kdpcyY3Po

京子「(これで…!!)」

踏み切りの速度から腰のひねり、腕の力、そして手首のスナップ。
そのどれもが現役時代とは比べ物にならないほど強力なものだった。
以下略



655: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:42:08.48 ID:kdpcyY3Po

京子「(だけど…!)」

湧「(…どげんする…!?)」

以下略



656: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:42:49.45 ID:kdpcyY3Po

「つーか、アレもう枕投げじゃないでしょ」

殆ど死合だ。
一瞬でも気を抜いてしまったら、敗北してしまうギリギリの戦い。
以下略



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