過去ログ - 草加雅人「アイちゃん虐待も、乾巧って奴の仕業なんだ」(グロ注意)
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5: ◆I8wqPLe//o[saga]
2014/09/13(土) 00:14:23.03 ID:m4MKaQmH0
「ふふ・・・、そんなことないって!!」
「きゅぴ〜、アイちゃんまりだいすき!!」
その仕草に、「かわいい〜♪」と口に出す真理。より強く彼女を抱きしめる。
(ハッ・・・、どこがだよ・・・)雅人は思った。
顔はケバくて不細工。目も不気味。おまけに気持ちの悪いピンク色の髪。明らかに異常だった。
もっとも、さすがに彼も口には出さなかった。
一方、雅人の想いなど知らないアイちゃんは、真理の愛情表現が嬉しかったのか、「きゅぴらっぱー!!」と呪文を唱えた。
その瞬間、前掛けが光り、宙にものが浮く。座布団や茶菓子が宙を舞い、踊りだす。
それはまるで、乙姫様の住む龍宮城のような華麗な風景だった。
もっとも、泳いでいるのはタイでもヒラメでもなく、なんの変哲もない座布団たちだが。
「わぁぁっ、アイちゃんすごぉぉい!!」と、真理ははしゃぐ。
雅人は部屋を出る直前、もう一度静かにその無邪気な少女と赤子の他愛もない遊びを見つめた。
もちろん、真理には表面上何も気にしてないように、笑顔で繕っていた。
だが、その手は怒りと憎悪と嫉妬で微かに震えていた。
赤子に対する、憎悪と嫉妬である。
手に抱えていた洗濯物が、静かに揺れた。



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