146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/30(火) 22:26:29.21 ID:wqKUensC0
タクヤは右手の甲を額にのせて、「ハァハァ」と息をしていた。
しかし、突然
「んんあああぁぁぁああぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/30(火) 22:27:28.83 ID:wqKUensC0
いつも通りの、厳しいけれど楽しい部活だった。昨日のことは夢か幻だったのではないだろうか、とさえ思ってしまうほど、いつも通りに時は流れていった。
しかし、アクシデントはあまりにも突然襲ってきた。
148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/30(火) 22:29:18.36 ID:wqKUensC0
沖田は、自分を羽交い絞めにしている田所ばかりを相手にしていて、目の前を見ていなかった。
完全にガラ空きになっていた沖田の股間目掛けて、竹下の蹴ったボールが飛んで行った。
「ざけんなっ!はなせよ田所!!」
149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/30(火) 22:30:31.86 ID:wqKUensC0
「今頃気が付いても手遅れですよ、先輩♪俺、どっちかっつうと田所先輩派なんですよ。アンタ、自分ばっかり偉そうにしてて、副部長のこと考えてなさすぎ!田所先輩に今回頼まれて、アンタをおびきだしたってワケ!」
「くっ…」
今まででこんな屈辱は初めてだった。沖田は悔しさのあまり、涙まで滲ませた。
150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/30(火) 22:32:20.20 ID:wqKUensC0
そう言うと、竹下は沖田の骨盤のあたりに両手をかけた。若干くすぐったくて、沖田は体をブルッと震わせたが、くすぐったいという感覚は次の瞬間、ふきとんだ。
「ぐわあぁぁぁ!!」
竹下は沖田の骨盤に手をかけてふんばると、右ひざを沖田の股間にめり込ませたのである。いわゆる「膝金」である。至近距離での急所攻撃は、確実に沖田のタマをとらえており、沖田は苦悶の表情を浮かべた。
151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/30(火) 22:33:33.23 ID:wqKUensC0
沖田は竹下、田所、平井をはじめ、この場にいる自分以外の人間に対して、叫んだ。しかし、
「ダメですよ、あんまり大声出しちゃ。折角、先輩が人気のない公園を選んでくれたんですから。いくら人がいないとはいえ、あんまり大声出されちゃ困ります」
そう言いながら、竹下は沖田の股間を鷲掴みにした。
152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/30(火) 22:34:35.60 ID:wqKUensC0
ぐわあああぁぁぁっ!!」
沖田は股間の痛みに悶絶した。が、縄跳びで固定されている状態では、足を閉じることも、急所を守ることもできなかった。そして、沖田に休息の時間はなかったのだった。
「うわああぁぁぁっ!!」
153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/01(水) 11:19:21.45 ID:M1yqDd8Eo
この文章ってどこから持ってきてるんだろ?
154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/01(水) 11:59:43.54 ID:dZHDYMIUo
ググったらわりと簡単に見付かる
155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/03(金) 18:03:47.32 ID:6Nx3Q8SE0
慎也は竜二の襟首を掴むと、頭突きを鼻っ柱に叩き込んだ。喧嘩においての最初の一撃は、頭突きが良い。威力があるし、相手の戦意を喪失させる事が出来る。だが、竜二も喧嘩に関しては百戦錬磨だ。決してひるまず、逆に頭突きを返してきた。
慎也と竜二は、同時に鼻腔から血を噴き出させた。間髪入れず、慎也は右ストレートを放つ。が、クロスカウンターで竜二の拳を顎に喰らってしまう。脳髄まで衝撃が響き渡り、一瞬、意識が飛びそうになった。
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