12: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/09/18(木) 16:46:16.26 ID:emFs4VfGO
『出撃を開始します』
耳元のスピーカーから声が聞こえる。
すると、ジジッとノイズが一瞬だけ聞こえ、その後『春香、聞こえるか?』とプロデューサーさんの声が聞こえる。
「あ、はい。聞こえますよ」
『シートベルトも二重に設定されてるからな。左右ちゃんと付けるんだぞ。かなりリアルに衝撃設定されてるから、結構揺れるぞ』
「これ、実際に商品化されて、子供が遊べるんですか?」
『対象身長は100cm以上だ。小学生程度なら問題ない。幼稚園児は難しいがな』
シートベルトを締めながら雑談をしていると『二番機、発進してください!』と指示が下る。
『先に出るぞ春香。――プロデューサー、ガンダムAGE-2 ダークハウンド、出る!』
プロデューサーさんの声が、そこで途切れる。ここから先は、プロデューサーさんは敵になるのだ。
『一番機、発進してください!』
「あ……天海春香、ガンダム――行きます!」
声を上げると、コックピット内が前面に押し出される感覚に犯される。
思わず顎を引いてその衝撃に耐えていると――何と空中に放り投げられたじゃないか!
「あわわわわ……!」
足元のペダルを思わず踏んでしまうと、ブワッと体が上昇いていく感覚に犯される。
いや、犯されているだけじゃない。実際に機体が上昇しているのだ。
「すごーい……リアル……」
実際にロボットに乗ったわけではないけど、衝撃やら何やらが、実際に乗っているような感覚にさせてくれるのが楽しくて、操縦桿を押し出した。
今度は速い速度で空中を前進し出した機体。
309Res/355.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。