過去ログ - 【ごちうさ】ココア「インターディメンド」
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15: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 19:03:36.85 ID:wd+iXwbq0
ココア「……うん?」

 暗転した視界が正常に戻る。時間にして瞬き程度。
 僅かな時間視界は黒に包まれ、次の瞬間目を開くとそこは何もない空間から劇的に変化していた。

ココア「うわぁ……なにこれ」

 夢にしては意識がはっきりしすぎている。しかし現実にしては不思議すぎる。
 わけの分からない状況ではあったものの、ココアは不思議な光景に目を奪われていた。

ココア「駅に街に……ロケット?」

 目の前に広がっているのは、絵本のような景色。
 ココアらの住んでいる街に似た、見慣れた街並み。そして巨大な駅と汽車。更にはビルのようにぽつんと一つそびえているロケットだった。

ココア「チッピー……はいないし、どこかに行くべきなのかな」

 じっとしているわけにも行かない。ココアは顎に手を当て、どこに向かおうか考えた。

 選択
 1・見慣れた街
 2・巨大な駅
 3・ロケット

 選択:3

ココア「よし! まずは目立つ場所だよね! 定番として」

 思考は突然終了。結論を出して、ココアはとりあえず目につくロケットへと向かっていった。

 ○

 ロケット前。

ココア「ほえー……」

 遠くからでも巨大に見えていたロケット。近くから見るとそれは更に巨大に見えた。下から見上げても先が見えることはない。

ココア「でも、なんか玩具みたい」

 上が三角。胴体が円柱。そして窓が数個。下は四角に、二等辺三角形が二つ。
 簡単に言えば、積み木で作ったようなシンプルなフォルムをしているそれ。これが飛ぶかと言われれば、断じて否だ。


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