過去ログ - 【ごちうさ】ココア「インターディメンド」
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◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 19:05:19.06 ID:wd+iXwbq0
ココア「なんなんだろう、これ」
飛ぶかは分からない。だがこうもあからさまに目立つのだ。なにかあるのだろう。
ココアはロケットの周りに視線を向け、そして看板と一人の少女を見つけた。
看板の方は至って普通の木製の物だったが、その傍らに立つ少女には見覚えがあった。
以下略
17
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◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 19:09:13.26 ID:wd+iXwbq0
ココア「しゃ、シャロちゃんっ!? それ危ないような――」
慌てて、やめさせようと一歩踏み出すココア。刹那、銃声が響く。
案内うさぎ「警告です。これ以上前に出るならば、容赦なく撃ちます」
以下略
18
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◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 19:11:07.31 ID:wd+iXwbq0
ココア「考えても分からないよね」
自分の頭ではたかが知れている。
思考にふけっていた頭をぶんぶんと振り、ココアは嘆息する。
以下略
19
:
◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 19:15:23.57 ID:wd+iXwbq0
巨大な駅。
ホームのみがある大きな駅には、建物の二、三階ほどの高さはある汽車が停車していた。
ココア「リゼちゃーん!」
以下略
20
:
◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 19:17:02.69 ID:wd+iXwbq0
ココア「全然分からないよ。どうしてみんな……あんな」
おかしな世界。自分に銃を向けてくるシャロ。去っていく友達のことを笑顔で語る千夜。嬉しそうに去るリゼ。
なにもかもが理解することができず、まるで悪夢のようであった。
以下略
21
:
◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 19:19:09.21 ID:wd+iXwbq0
チッピー「ここに来れるのは悪い話じゃないでしょ?」
ココア「うんっ。ここが現実じゃないなら、今までのもそれほど深刻に考えなくてもいいし」
チッピー「そうでも……ないんだけどね」
以下略
22
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◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 19:21:25.98 ID:wd+iXwbq0
チッピー「当然だよ。まだまだ一緒にいる時間も短いし、ここは心の中。自分でも把握できない無意識で、他人を受け入れられると思う?」
ココア「思う! チノちゃんは私の妹だし、私なら即大歓迎だよ!」
チッピー「ココアちゃんは幸せ者だよね、ある意味」
以下略
23
:
◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 19:30:05.11 ID:wd+iXwbq0
チッピー「ここからさらに奥の階層に進むには、チノちゃんの信頼を得ることが大切になるんだ」
チッピー「この世界を歩きまわって、ココアちゃんはココアちゃんの思ったように行動する。そしてみんなはそれをサポートする。困難も多いだろうけど、多分それで大丈夫」
チッピー「チノちゃんにひどいことしたい、とか思わないでしょ?」
以下略
24
:
◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 19:34:19.74 ID:wd+iXwbq0
ココア「もう一回。今度は覚悟するから大丈夫。うん」
ココア「――よし!」カランカラン
チノ「いらっしゃいませー! ココアお姉ちゃん!」
以下略
25
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◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 20:17:23.84 ID:wd+iXwbq0
ココア「……」
チノから目を離し、ココアは店内を見回す。
客はおらず無人。特におかしな点も見当たらず、現実と変わらないラビットハウスであった。
――ある一点を除いて。
以下略
26
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◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 20:20:42.55 ID:wd+iXwbq0
が、あと一歩。はっきりとした結論は出なかった。
チノ「母は何も言わず、突然ロケットに乗って去ってしまいました。それっきりです」ニコニコ
ココア「チノちゃん、寂しくないの?」
以下略
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