過去ログ - 四条貴音のケツメドアクメ
1- 20
42: ◆297.OiRF9k[saga]
2014/09/25(木) 22:59:41.28 ID:Qub4rkDEo

「あなた様!」

貴音がソファーから立ち上がろうとするおれの腰に抱きついてきた。

右横方向から柔らかい弾力の作用が加えられたため、バランスを崩したおれの左足は
前に蹴り出される恰好になり、ソファー前に置かれた机の裏に勢いよくぶつかる。

その瞬間、机の端に置いてあった――貴音側のコーヒーカップが
ぐらりと床にむかって倒れるのをおれはスローモーションのように見た。

その白磁器の、牡丹彫りの、コーヒーカップが、床との衝突で割れることを予測したおれは
すぐに自分に取りすがる貴音の身体を逆に抱きすくめ、ソファーの上に覆い被さる。

背中のほうでコーヒーカップが粉々に割れる音がした。

「危なかったな。さあ片付けよう」
とおれは言おうとして、どきりとして口を噤んでしまった。
四条貴音の美貌がおれの顔近くにあったのだ。
貴音の吐く息が甘い香りのようにおれの鼻腔を刺激する。

「あなた様――」

となぜか貴音は挑むような表情でいった。

「それでは――まだ、悩みの解消に至りません。
わたくしはあなた様のお悩みを本当に取り除きたいのです」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
117Res/63.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice