過去ログ - 魔法少女は衰退しました らすと しーずん
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◆HYvP9smHgsVn
[saga]
2014/09/29(月) 13:16:49.88 ID:vbkXRYm/0
ほむら(……A地球の妖精は、執念じみた憧れで願いを叶えた)
ほむら(そして彼等は人であろうとするがために、自身が持つ万能の力を外へと捨てるようになった)
ほむら(神々すらも超える力と、人でいようとする心を分離させてしまった)
ほむら(そんな力が万物に宿る”心”と結合した時、何が起きるのか)
ほむら(――――万能の力を持った、一つの命が生まれる。それがA地球の”妖精さん”の正体)
ほむら(重要なのは、その力は本来妖精が持っているものであり、妖精が生きている限りいくらでも湧くもの)
ほむら(どれだけ捨てようと、生きている限り、人でいようとする限り心から溢れ続け)
ほむら(周りのあらゆるものを命の定義に引き上げ続ける)
ほむら(ならば必然妖精が存在する限り、辺りに満ちる力の総量は増え続ける。妖精さんがどんどん産まれていく)
ほむら(そして増えすぎた妖精さんはやがて妖精の周りに留まれなくなり、外へと溢れる)
ほむら(溢れた妖精さんは荒れ果てた世界を楽しく開拓し、『人』の住める世界に変えていく)
ほむら(そこに『人』が定着すれば、そこにある自然物や彼等の作った道具から新たな『思考するもの』達が生まれ)
ほむら(捨てた力と結びつき、新たな命を産み出す――――溢れるほどに)
ほむら(そのサイクルが、人類が衰退して千年に満たない期間で、妖精が数千万人まで繁栄出来た仕組み)
ほむら(今や妖精さんが百億、二百億にまで増え、A地球を覆い尽くすようになった理由)
ほむら(例えどんなに大きな壁が立ち塞がろうと、どんなに強固な壁にぶつかろうと)
ほむら(立ち止まった場所で産まれた”命”が、何時か必ずその壁を打ち砕く)
ほむら(それが『妖精』の力。あらゆる”命”と手を取り合える”彼等”だから出来る事)
ほむら(それじゃあ、地球から妖精さんが溢れたなら? 生まれ続けた妖精さんが、いずれ地球に留めておけなくなったら?)
ほむら(……勿論苦労は多いでしょう。星の外は虚空であり、冷たい世界だから)
ほむら(それでもあらゆる壁を打ち砕ける妖精は、いずれ地球を飛び越え、月を乗り越え、オールトの雲を突き抜け)
ほむら(冷たくて寂しい宇宙の全てを、その向こうにある未知なる世界の全てを)
ほむら(楽しさと、温かさと、命で満たしていく)
ほむら(妖精の繁栄は地球なんかじゃ留まらない。これからも大いに、際限なく発展していき)
ほむら(いずれ”世界”は妖精のものとなる)
ほむら(でも、こちらの妖精さんにその方法は使えない)
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