過去ログ - モバP「藍子のゆるふわオーラに抗えない」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/25(木) 21:40:23.78 ID:oHEMl6e+o
 ある日。

モバP「(俺は今、藍子の専属プロデューサーをやっているわけだが)」

モバP「(業界の他のPを見るにつけ、そろそろ担当アイドルを増やしてもいいのではないかと思い始めている)」

モバP「(自分で言うのも何だが、藍子は結構な売れっ子だ)」

モバP「(気性も体型も、決して芸能界向きとは言いがたい彼女だが、それでもすごく頑張ってくれている)」

モバP「(だから、アイドルを増やさないと事務所が成り立たないというわけではないのだが)」

モバP「(一人で事務所に篭っているのも、非生産的な話だ)」

モバP「(シンデレラの原石がどこかに眠っているかもしれないのに、放っておく訳にはいかない)」

モバP「いっちょやるかぁ……って、藍子!?」

藍子「あ、Pさん! お疲れ様です」

モバP「(事務所から出て行きかけた所で、藍子と鉢合わせした)」

モバP「(今日は休みだったはずだが……?)」

モバP「……オフに来るなんて、珍しいな。何か問題でも起きたか?」

藍子「いえ、そういうことじゃないんです。これを……お返し、したくて」

モバP「(ハンカチ……俺の、ハンカチだ)」

モバP「(昨日、藍子の……藍子を、拭いて綺麗にしてやったハンカチだ)」

モバP「……ありがとう。でも、わざわざ持ってきてくれなくても良かったのに。次の仕事の時にでも……」

藍子「だって、恥ずかしかったんです。これ見る度、私、思い出しちゃって……」

モバP「……そうか。まあ、せっかく来たんだ。お茶でも飲んでいくといい」

藍子「いいんですか? ありがとうございます。……そうだ。今日来るときに、面白いものを見たんですよ……」

モバP「(藍子と雑談していると、時間がすぐに過ぎ去ってしまう)」

モバP「(結局その日、スカウトには行けなかった)」

モバP「(居るかどうかもわからないアイドル候補生より、今頑張ってくれている藍子のほうが大事なのだから、別に構わないのだが)」


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