過去ログ - にこ「余命幾許もない私と」真姫「私」
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1: ◆gDTYF1szXU[sage saga]
2014/09/26(金) 01:05:09.86 ID:/Uy9lH6OO
「にこちゃんのことが、すきなの」

躊躇いがちに。けれど勇気を振り絞って口にしたであろう世紀の大告白を、それでも私は他人事のような心持ちで受け止めることしか出来なかった。

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2: ◆gDTYF1szXU[sage saga]
2014/09/26(金) 01:05:59.98 ID:/Uy9lH6OO
真姫ちゃんは一体、何を言っているのだろう。

顔を真っ赤に染め、上目遣いでこちらの様子を窺ってくる目の前の少女は、確かにかわいいと思った。

けれど、それだけ。
以下略



3: ◆gDTYF1szXU[sage saga]
2014/09/26(金) 01:06:48.62 ID:/Uy9lH6OO
私の身体に異変が起こったのは、高校二年の夏休みのことだった。

家を空けることの多い母に代わって妹達の世話を焼いていた私は、昼食の調理中に刃物で指先を切ってしまった。

傷は思ったよりも深くて、すぐさま真紅の血液が溢れ出る。慌てた私は急いで処置を施して、そうして何とか事なきを得たかに思えた。
以下略



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