20:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:12:06.56 ID:4btJ32Bz0
しばし後、銀楼閣を出てすぐのポストにライドウ、鳴海、ゴウトは立っていた。
ライドウの手には地獄通信宛の手紙―ただし封筒には白紙の便箋が入っていた。
鳴海「さあ、ライドウ。投函してみてくれ」
ライドウはごくりと唾をのみ、封筒を投函した。
鳴海「……どうだ、何か変化はあったか?」
ライドウは首を横に振った。
ゴウト「……何も起こらないな」
鳴海「誰かの名前を書いた便箋を入れなきゃいけないのかな。
ライドウ、俺の名前でいいから書いて出してみてくれ」
ライドウは探偵事務所まで走って戻り、鳴海の名前を書いた便箋の入った地獄通信あての封書を用意した。
鳴海「さて、今度こそ地獄少女に会えるか?」
ライドウは再び封書をポストに投げ込んだ。
鳴海「……どうだ?」
ゴウト「……やはりだめか」
地獄少女は現れないようだ。
鳴海「怨みを持って投函しないと現れないのかな……
とにかくこの方法じゃあダメみたいだな。残念だ。
それじゃあ俺は捜査会議で決めた方針通り、帝都新報のほうを当たってみる。
ライドウは地獄少女のほうを追ってみてくれ。
相手は強力な悪魔らしいからな。くれぐれも気を付けてくれよ」
鳴海はそう言って去って行った。
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