過去ログ - 葛葉ライドウ対地獄少女
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50:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:47:38.69 ID:4btJ32Bz0
ゴウト「なんだ!? 幻術か?」

人面蜘蛛「幻術などではない」

声の方に視線をやれば牛ほどの大きさの人面蜘蛛が巣を張っていた。

人面蜘蛛「貴様等を、一時的に地獄の入り口へ招待したのだ。
ここならば私も全力で戦う事ができる。
案ずるな人間よ、生者を地獄へ引きずり込んだりはせぬ。
邪魔をすればいったん[ピーーー]が、そこの業斗童子を地獄へ落としてから蘇生させ現世へ返してやろう。
ここ地獄であれば一度殺した貴様を蘇生することなどたやすい」

ゴウト「この妖気、地獄少女と同等かそれ以上だ。
気を付けろライドウ」

人面蜘蛛「地獄での私は、地上でのあいを凌駕する力を持つ。
さあ、邪魔をする気がなければそこをどくのだ」

ライドウは抜刀を返事とした。

人面蜘蛛「ならば一度、死ぬがいい」

叫び声とともに人面蜘蛛が尻から糸を吹き出した。
ジャックランタンは炎で打ち落とそうとしたが、逆に炎が糸に散らされる。
射線上にいたジャックランタンが、糸に縛り上げられ人面蜘蛛の巣にはり付けられた。
ジャックランタンは何度か全身から炎を吹き出すが巣が燃える様子は無い。
ライドウはジャックランタンを召し寄せようとするが糸が何らかの魔翌力を持っているのだろう、妨害されそれも叶わない。

ジャックランタン「だめだホー、全然燃えないホー」

蜘蛛巣から逃れようともがくジャックランタンを人面蜘蛛の丸太のような足が一撃する。
たったの一撃でジャックランタンは死亡状態となってしまった。

マグネタイトを撒き散らしなから体が薄れゆくジャックランタンはやがて実体を無くして管へと戻る。

ゴウト「あれだけ鍛え上げられた仲魔が一撃でやられるとは!
ライドウよ、戦いは始まったばかりだが出し惜しみなどしていられぬようだ。
奴を召喚しろ。全力で攻めるのだ」

次々と飛んでくる糸を必死に躱すライドウに、攻撃に転じる余裕は無かったが、なんとか一呼吸の隙を見つけた。

ゴウトの助言に従い一本の封魔管を手に取る。
それは、地獄少女との戦いの最後に手に取った封魔管。
あの時は結局召喚しなかったが、その中に封じられているのは未来の帝都に似た地で得た仲魔、万魔を統べる魔人である。
とはいえ彼には彼の使命がある為、今この胸の封魔管に収まっているのはその分霊であるのだが。

ライドウは迷わず最後の切り札、最強の仲魔を召喚した。


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