過去ログ - 男の子「道に迷ったの?」ダイ「君は・・・?」
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79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/11/16(日) 19:46:03.54 ID:Gkrp5N/h0
そういいながらでろりんを見るゼル・・・。その目はまっすぐでろりんを見据えていた。

でろりん「うっぐ、もう攫わねえよ!これでいいだろ!!!」

ゼル「・・・そう、それならいいよ・・・。マァムお姉ちゃん、部屋は?」

マァム「・・・えっ、あっ、そういえばまだ部屋とっていなかった。ごめん、二人共今から宿屋の人から部屋をとってくるから。」

ポップ「おっおう、解った・・・。」

そういって、出て行くマァムとゼル。

ずるぽん「な、何だい、あんなガキに怯んじゃって情けないね・・・。」

でろりん「そ、そんな事言うならおまえが言えば良かっただろ・・・何だかあのガキ変な凄みがあったんだか・・・。」

〜〜〜宿屋の廊下〜〜〜

マァム「・・・ねえ、ゼルあなた何か隠していない?」

ゼル「うーーん、何を・・?」

背伸びをしながら、答えるゼル。

マァム「何をって・・・。」

そう言われて言葉に詰まる。何を隠しているのか全く検討もつかないからだ。

ただ、余りにも以前のゼルが変わり過ぎていることは気づいていた。

村に来てすぐのゼルならスライムすら怖がっていたのだから・・・。

モンスター達と仲良くなった時も普通の子供として過ごしていた。

どこにでもいる、臆病で泣き虫、だけども優しさを持っている普通な少年、それがゼルだという認識があった。

だけども、実際はどうだろうか、ゼルはあの大きなクロコダインという魔物に飛びかかる勇気を見せた。

その姿はマァムが今まで見てきたゼルという人物像と余りにもかけ離れていた。

マァム「ゼル、あなたは・・・。」

ゼル「ふあー。眠い・・・。ねえ、ここで寝ていい?」

マァム「えっ?ちょっと、待ってすぐ部屋取ってくるから。」

そう言いながら、マァムは慌てて宿屋のフロントまで駆け出した。

ゼル「・・・頑張らないと・・・。」


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