20: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:05:43.40 ID:jLUW2A2y0
 俺の自意識がここ数日繰り返されるこの光景に 
  
 何か意味があるものなんじゃないかと自問自答を始める 
  
 八幡(いやいやいや!) 
21: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:06:42.09 ID:jLUW2A2y0
 この意味深な行動を度々目撃するようになってから 
  
 由比ヶ浜の唇がやたら気になって仕方がない 
  
 だがそんなこと本人に気取られるわけにはいかん 
22: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:07:28.10 ID:jLUW2A2y0
 あまつさえ 
  
 八幡「…お前俺があげたシュシュにキスしてない?あれ、恥ずかしいからやめてくれないか?」 
  
 なんて言える訳がない!! 
23: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:08:15.75 ID:jLUW2A2y0
 これで由比ヶ浜が何も意図してなかったら赤っ恥では済まされない 
  
 由比ヶ浜「…え、ヒッキー何いってんの?そんなつもりないんだけど…」 
  
 とか 
24: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:10:05.33 ID:jLUW2A2y0
 俺は由比ヶ浜の口元に縫い付けられた視線を引き剥がし 
  
 なんとか机に突っ伏すと、なんも見ていない気にしていないと自分に言い聞かせる 
  
 休み時間のインターバルを挟みつつ 
25: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:11:23.33 ID:jLUW2A2y0
 帰りのホームルームが終わり 
  
 銘銘自らの役割を果たすべく教室から飛び出していく 
  
 あるものはルンルンとあるものはだるだるーと 
26: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:12:56.58 ID:jLUW2A2y0
 奉仕部部室の入り口は来る者拒まず今日も鍵は開けられていた 
  
 雪ノ下さん授業出てます?俺もかなり早く着いたと思うんだけど… 
  
 八幡「…うーす」ガララッ 
27: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:13:47.59 ID:jLUW2A2y0
 しばらく由比ヶ浜が来るまで互いに自分のやることに没頭する 
  
 そんな時間のはずだったんだが… 
  
 (じーーーー) 
28: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:14:48.10 ID:jLUW2A2y0
 こちらは由比ヶ浜のそれと違い 
  
 なんか体全体を押しつぶしてきそうな質量を感じる 
  
 俺悪いことしたっけ?ついビクビクしてしまいつつも、 
29: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:16:19.93 ID:jLUW2A2y0
 そしてここ数日から部室にいるときにだけ身に着け始めたそれを盗み見る 
  
 雪ノ下の黒髪にそのピンクのシュシュはよく映えていた 
  
 いつものリボンはこの時には外し 
30: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:17:08.06 ID:jLUW2A2y0
 そうだな…ちょうど文実をしていた頃、無理をして倒れた雪ノ下を 
  
 見舞いに行った時にしていた髪形をもうちょっと整えた感じだな 
  
 俺がチラチラ観察し始めるとさっきまでの視線… 
107Res/30.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。