過去ログ - 八幡「やはり地球防衛ロボット"ジアース"は間違っている」
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◆WqJdCIH9ivV3
[saga]
2014/10/10(金) 23:18:20.19 ID:epBEIBvsO
???「ふはははは! 我こそは、地球を守る正義の象徴!」
場が凍る、とはこのことだろう。
誰もが口を開け、何こいつキモッ、という表情をしている。
???「剣豪将軍、材木座義輝!! ここに見参!!」
いつもなら素に戻る材木座であるが、仮面のお陰なのか、キャラは崩壊しない。
そして自分の椅子へ腰掛ける。
コエムシ「ようやくこれで全員だね」
そう言うと、全ての椅子が円状の並びを保ったまま、ゆっくりと浮上していった。
コックピットは暗幕が晴れるように闇が消え、やがてジアースの周囲を映し出した。
コエムシ「今ジアースは海の中だ。普段はここに身を隠している」
戦隊もののロボットと同じ設定ね。
コエムシは先ほどまでのおちゃらけた雰囲気押しとどめ、厳粛なナビゲーターになっていた。
コエムシ「君たちはこれからやってくる敵のロボットを倒して、地球を守らなくてはならない。もし負ければ地球は滅亡する」
どうやらルールのおさらいをするらしい。
コエムシ「戦闘の時は君たち全員をここに呼び出す。後はココペリのチュートリアルの通りだ。何か分からないことがあれば僕に聞くと良い」
区切って、余韻を残す。
コエムシ「地球の未来は君たち次第だ。健闘を祈るよ、義輝」
材木座「おう、我に任せておくが良い」
するとコックピットの画面が動き出した。細かい水泡がいくつもできて、やがて海上に出た。
ジェットコースターの登りのような高揚感に包まれる。本当に上昇しているかと錯覚させられた。
ジアースのいる場所は海上数キロ沖。遠くには海岸線、反対には小さな小島が幾つか見える。
ちょうど夕日が地平線までおりて来て、赤橙の海原が一面に広がっていた。
幻想的でノスタルジックな情景に誰もが息を飲む。
時が止まったかのような、そんな一瞬。いや永遠にも続くかとも思われた。
そして、静寂は切り裂かれる。
コエムシ「来たよ!」
夕暮れを遮る形で、円形の断面が現れ、敵が姿を見せた。
これがジアースの初戦である。
チュートリアルの直後だから流石に強敵はこないとは思うが、材木座が勝てるかわからない。
出来ることならば、リア充たちにドン引きされるくらい完勝して欲しい。
緊張と興奮はピークに達し、皆が敵の動向に注視している。
ついに地球を守る戦いが始まった。
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