828:キャタピラ ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/07(土) 13:46:12.01 ID:wlHWTXrso
829: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/07(土) 13:46:50.24 ID:wlHWTXrso
「うん、確かに、王下特務隊の資料に間違いないね…」
と呟いた。そんな大尉さんに、金獅子さんが
830: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/07(土) 13:47:21.31 ID:wlHWTXrso
「まあとにかく、俺達はもうニ、三、見て回らなきゃならねえ町や村がある。捜索にそう時間は割けねえから、来てくれて助かったよ。
そこにある『特級要人』の容姿も俺達は知らねえしな」
831: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/07(土) 13:48:15.51 ID:wlHWTXrso
「それ、なんのこと?」
そんな大人達の様子に、零号ちゃんがポカンとした表情で尋ねる。
832: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/07(土) 13:49:47.51 ID:wlHWTXrso
そう言えば…
そんなことを考えていて、私はふと、いつだったか皆でお風呂に入ったときのことを思い出した。
833: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/07(土) 13:50:17.99 ID:wlHWTXrso
それから、私達は宿の中部屋に入った。
834: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/07(土) 13:51:23.50 ID:wlHWTXrso
「幼女ちゃん、あのね、海ってあったかくって入ると気持ちいいんだよ!」
と、風を楽しんでいた私に、零号ちゃんがそう声を掛けてきた。
835: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/07(土) 13:52:05.53 ID:wlHWTXrso
それを聞いた竜娘ちゃんは、ここ半月見せたことのない、まだ少しぎこちなさは残っているけど、とにかく、笑顔を浮べて大尉さんの言葉に応えた。
「明日は街中で聞き込みしないとなぁ…大変そうだ。ほら、零号。明日のために今日はもう寝るぞ」
836: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/07(土) 13:52:33.40 ID:wlHWTXrso
「うん。特務隊が一緒にここに来ていたって言うんなら、もしかしたらそっちを覚えてる人はいるかもしれない。
あいつら、出自を隠すためにマントやらを厚手に着込んでるし、王家の紋章の刺繍を付けてるはずだから、竜娘ちゃんのお母さんよりも、目にしたら記憶には残ると思うんだ」
837: ◆EhtsT9zeko[saga]
2015/11/07(土) 13:53:33.94 ID:wlHWTXrso
「栗色の髪の女?」
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