10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/06(月) 04:04:59.03 ID:8aCZMlRr0
「何で、何で不気田が蛙に……!!」
「待ってよぉ、由美子さん」
不気田が追ってくる。
不気田が追ってくる。
不気田から逃げないと。
由美子は玄関へと向かったが、玄関先の廊下まで来たところで悲鳴をあげた。
何故か、自分の後ろにいたはずの不気田が先に玄関に居たのだ。
「逃げないでよ、由美子さん。僕を愛してよ……」
「嫌っ! 何であんたなんか!!」
リビングを抜けようとしたところで、由美子はぬるぬるとした手に腕を捕まれた。
「何で逃げるの……由美子さん」
「嫌、嫌! 離してよ気持ち悪い!」
「嘘だ! 君は僕を愛しているはずだ! 僕は、君が愛する蛙になったんだから」
由美子が涙目になりながら不気田を睨む。
「いくら蛙でも、不気田なんか愛せるわけないじゃない!」
「そんな……僕は、僕は君をこんなにも愛しているのにっ……!」
15Res/10.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。