過去ログ - 【銀と金】森田鉄雄は絶望の城へと拉致されました 第二部【賭博黙示録カイジ】
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2014/11/11(火) 00:36:46.74 ID:lkmE786h0
兵藤「人間なんていよいよとなれば頭なんぞいくらでも下げるものだ。しかし、いくら額を床に擦り付けようが、本心でそいつが謝っていなければ土下座なんて何の意味もない……」
兵藤「それこそ腹の底で舌を出されてしまっていては、死んでいった君たちの仲間も浮かばれはせんだろう?」
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2014/11/11(火) 00:38:24.86 ID:lkmE786h0
兵藤「金利に返済期限、そして返済できない場合の処遇……なにもかも、何度も念を押してな……。充分民主的ではないか」
兵藤「そして金を借りる側はそれらを全て承知の上で借りていっている。何も問題はなかろう?」
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2014/11/11(火) 00:39:27.99 ID:lkmE786h0
兵藤「そやつは小賢しい仕掛けを契約書に仕込み、その肝心なことについては一切話さないのだ……」
兵藤「貸付の金利がそれこそ5%でも、実際は遅延損害金は日歩40銭なんていう話が隠されているかもしれん」
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2014/11/11(火) 00:40:22.09 ID:lkmE786h0
兵藤「それ以外に誠意などないのに、金を返さないその時点で、奴らに本当の誠意などないのだよ……。その証拠に……」
森田(何だ? この音……)
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2014/11/11(火) 00:40:54.95 ID:lkmE786h0
兵藤「肉焦がし……骨焼く……鉄板の上であろうとな……! それでこそ誠意というもの……!」
悪魔のごとき嗜虐の笑みを浮かべ、それを楽しそうに見つめる兵藤……。
運ばれてきたのは、炭火で熱せられた鉄板……!
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2014/11/11(火) 00:41:44.87 ID:lkmE786h0
兵藤「ククク……確かにな。だがそれも何十分という長い時間を続けてのものだ」
兵藤「奴に本当に誠意があるなら、そこまで誠意を示す必要はない。最低10秒は頭を下げてくれていればいい」
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2014/11/11(火) 00:42:42.63 ID:lkmE786h0
兵藤「おとなしくしていれば焼かれるのは額だけなのに、どうしてもみんな暴れるのだ……」
兵藤「そうして誠意を示せぬ者は顔も体中も焼かれ悶絶し、失禁する……!」
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2014/11/11(火) 00:43:24.66 ID:lkmE786h0
森田「馬鹿野郎! こんなもの、まともにできる奴などいるわけがない!」
美緒「そうよ! そこまでしなくたって……」
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2014/11/11(火) 00:44:19.68 ID:lkmE786h0
利根川「ぐぅ……ぐぐぐ……!」
肩を震わせたままの利根川はかなりの抵抗感を抱いているようだ。
それも当然だ。あんな下手をすればただ無意味に死ぬだけの拷問など、誰も耐えられるはずもない……!
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2014/11/11(火) 00:44:48.11 ID:lkmE786h0
利根川「どけろっ! その機械を!」
利根川の叫びと共に黒服たちは鉄板に据え付けられている土下座強制器具をどかす……。
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2014/11/11(火) 00:45:18.86 ID:lkmE786h0
ジュゥッ……!
カイジ(利根川……!)
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