過去ログ - 【銀と金】森田鉄雄は絶望の城へと拉致されました 第二部【賭博黙示録カイジ】
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262:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/14(金) 12:00:42.50 ID:550LLLqu0

森田(後は、カイジ自身の問題……)

カイジは勝つために様々な策を巡らしてきているが、果たしてその心に用心深さがあるのか。
全ての謀り、偽り、策を弄する者は根本的な部分で謙虚でなければならないのだ。
自分の都合だけしか見えていないのでは、敗北は必至となる……。兵藤はそこまで甘い男ではないのだから。

やがてカイジの手により60枚ほどのクジが作られ、クジ引きに使う箱もカイジの提案で未使用のティッシュ箱を使うことが決まった。
しかもカイジの狙い通りにトイレから仕込まれたものが黒服によって持ってこられた。

カイジ「待った。開ける前にチェックさせてくれ。俺が終わったら、会長もこの箱を確認してくれ」

美緒「何であんなことを……?」

森田「開けた後にチェックされないためだ……」

双方にチェックをすることで勝負前の必然の行為となる。
箱を開けた後にチェックされてしまえば、中に仕込まれたクジが見えてしまう。そうさせないために今、相手にチェックをさせているのだ。
これもカイジの戦略なのだろう。今のカイジは相当に切れている……油断は決してしないと言わんばかりに。

兵藤「問題なかろう……」

兵藤からのOKも出たことで、ティッシュ箱の中のティッシュが黒服によって全て抜き出されていく。
1枚、1枚律儀に……。

カイジ「用意はできたぞ、兵藤会長……こっちに来てくれ」

多量のクジと空箱の用意ができたことで、席に着くカイジは兵藤を招く。



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