130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/12/10(水) 06:18:04.90 ID:gMnDKuR50
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博士「そうか……そこまで君は気がついて居たのか。迂闊でしたね。ここまで頭の回るプロデューサーだったとは」
「いえ、今回の話は全て推測なんです。だから適当に聞いていてもらおうかなと思うんですね。あと30分でライブが
終わります。あの子達が帰ってくる前までに片づけたいので」
博士「いいですとも。なんでも」
では……失礼して。と椅子に座りなおした。
舞台から遠く離れた応接室。人払いが完全に済んだいわば防音室。
そこに文学博士と相対するのは低学歴な自分にとっては緊張するが、なんとかなるだろう。
「一連の犯人はあなたなんですね。博士」
博士はにやりと和らった。
深い皺が更に深く刻まれ直した。
「あなたは、カメラマンに感動的な画を撮らせる為に全てを計画した」
博士「ほう……して何故? 私にそんな義理など無いぞ」
「あなたは、宣伝のプロを自認している。感動的な物を作ればどうなるかご存じの筈です。それに、
彼女を有名にさせなければ、彼女との『取引』が出来なくなるでしょう?」
取引。詳細は語らないが、彼女が求職中の女であること。博士が権力、コネを持った男であること。それで十分だ。
博士「成る程、貴方は可なり無礼者の様だね」
「そうです……ね。今のところは。不思議なんですよ。どうして、こんな弱小の事務所に世界に名だたる楽器メーカ
ーの話がきたのか、961に回さなくて良かったという言葉。千早が怪我をしたのか、いえ、『千早が怪我をしたのを知
っていたのか』ということです」
博士「ほう……なかなか頭が切れるじゃないか。こんなところで売れないアイドルをプロデュースするんじゃなくて他
に出来る仕事がたくさんあると思うんだがね」
「……続けます。一つに961に最初持っていく話だったんでしょうね? このライブは。しかし、竜宮の一人が余興で
少し弾いてしまって、エザワ楽器の方からこちらにオファーがきた。あなたにとっては、誤算でしょう。大誤算。しかし
、あなたは考え直します。『弱小が成り上がる様を追ったらいいだろう』と。961に持っていく前で良かった。 そういう
意味ですね」
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