72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/12(日) 07:09:12.97 ID:UZnyGoyQO
追記
>>64
×未練を頂く
○未練を抱く
73: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/12(日) 19:53:42.73 ID:TlbCtwci0
暗黒騎士「俺もお前と同じだった」
彼は私にそう語った。
彼は元々人間を守る側の戦士だった。
だけど、ある日突然体に浮かんできた呪いの紋章により、人々から差別を受け、人間に絶望し、魔王に寝返ったのだと。
74: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/12(日) 19:54:12.42 ID:TlbCtwci0
翌朝、少し無理して早起きした。
気持ちは清々しいものの、無理したので若干フラフラだ。
目覚ましの運動がてらにと、軽く木刀を振るう。ビュンと風を切る音が気持ちいい。
暗黒騎士「朝から元気がいいな…」
75: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/12(日) 19:54:44.23 ID:TlbCtwci0
そんな緊張感のない朝を迎えた日の正午、私達は緊張感たっぷりに並んで歩いていた。
手には剣を持つ。必要ないかもしれないけど、持つことで今は多少安心できる。
平静な顔を作ろうとしたけど駄目だ。どうしても顔に不安が浮かぶ。
兜を被った彼の顔は見えない。一体今は、どんな顔をしているのか――
76: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/12(日) 19:55:16.72 ID:TlbCtwci0
魔王「話か。お前の活動報告なら聞いておるが…」
暗黒騎士「それついての話ではありません」
魔王「だろうな。でなければわざわざ奥方を連れてこないか」
77: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/12(日) 19:56:14.81 ID:TlbCtwci0
>>76コピペミスありました。
正しいの今貼ります。
78: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/12(日) 19:57:08.43 ID:TlbCtwci0
魔王「何用だ?暗黒騎士、それに――暗黒騎士の妻だったな」
高齢の魔王は口調に威圧感を含めず私達を迎え入れた。
だが魔王を前にした重圧は計り知れない。自分のような凡人でも感じ取れる強い力が、魔王にはあるのだろう。
79: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/12(日) 20:00:39.94 ID:TlbCtwci0
すみませんあまり進んでないので今日はここまで。
なのでちょっとした雑記でも書いておきます。
勇者と暗黒騎士の寝室は別々だったはずが、>>74で(元)勇者は暗黒騎士の寝てた所にいたようだが…これ以上は言えない!
80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/12(日) 20:12:26.25 ID:kpUy1sjyO
乙
面白いぜよ
81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/12(日) 21:10:37.61 ID:he5UnIe6O
暗黒騎士も元勇者かと思ったが違ったみたいだ。
面白い。期待。
82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/12(日) 22:26:50.42 ID:zRBhbC+CO
乙
面白いね。人間て良い時も悪い時も身勝手なんだねえ。
書き方だけど、完全に女勇者の一人称で話が進んでいるし、心理描写も状況描写もしっかりしてるから
無理にSSっぽくセリフの前にキャラ名出さなくても良いんじゃね?
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