過去ログ - 「蒼太、好きよ」 「-義姉さん、俺は・・・」
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12: ◆doNEqSHiGo[sage]
2014/10/08(水) 20:25:28.67 ID:2BIY4y2OO
確かに、お母さんは悪い。もうお母さんなんて許してやるもんかと思ったこともある。でも、浮気はしたけれど、お母さんはお母さんだ。いい思い出だって、沢山ある。いきなり、新しいお母さんと言われても、納得は難しいな、と思った。

ああ、ドラマでよくある考え方って、こういう考え方なのかな、って、どこか他人事のように思った。


13: ◆doNEqSHiGo[sage]
2014/10/08(水) 20:28:13.48 ID:2BIY4y2OO
「蒼太くん? どうかした?」

「あ、いや。何でもないです」

「そうですか? ならいいですけど」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/12(日) 01:21:42.23 ID:ha/2NZYCo
まだかね?


15: ◆doNEqSHiGo
2014/10/14(火) 20:28:48.66 ID:0Ls0uW18O
それから少しすると、キッチンからお父さんと優子さんが出てきた。それぞれ二枚ずつお皿を持っていた。

「お待ちどうさま、2人とも。ほら、お昼ご飯出来たわよ」

そう言って、優子さんとお父さんがオレたちの前にお皿を置いた。
以下略



16: ◆doNEqSHiGo
2014/10/14(火) 20:29:56.19 ID:0Ls0uW18O
等分に切られたトマトを、船みたいだと思って眺めていると、優子さんも成美さんの隣に腰を下ろして、箸を持った。

「さ、それじゃあ頂きましょうか」

そして、皆で手を合わせて、
以下略



17: ◆doNEqSHiGo
2014/10/14(火) 20:32:00.53 ID:0Ls0uW18O
今回の食事で分かったこと。

優子さんは、若く見えて、実はお父さんと同い年だと言うこと。(本人は秘密にしたがっていたけど、40歳だそうだ。全然そうは見えない。)

それから、優子さんは普段、ウチから電車で三駅ほど行った町にあるデパートの雑貨屋さんで働いているらしい。店長だいこう? って言っていたけど、よく分からなかった。多分、すごいんだと思う。
以下略



18: ◆doNEqSHiGo
2014/10/14(火) 20:32:51.39 ID:0Ls0uW18O
夏休みも練習はあるから、休み中はこの家で暮らしながらも、練習には電車を使って行くって。

正式に再婚が決まったら、この町の中学校に転校することも考えているらしい。(これは、成美さんがこっそりと教えてくれた。お父さんと優子さんは、向こうにこのまま通わせようかと考えているらしい。)

この町の中学校に通うなら、一緒の学校になるのかな、と一瞬考えたけど、すぐに成美さんは三つ上なのだと思い出した。どう頑張っても、同じ学校に通うのは不可能だった。少し残念・・・残念違う。残念とかじゃなくて、心配。もし本当に転校してくるのなら、知らない人たちばかりだろうけど、もしオレが一緒に通っていたら、少なくともオレ1人分は不安が和らぐと思う。そう、それだけ。ただ心配なだけ。


19: ◆doNEqSHiGo
2014/10/14(火) 20:34:09.32 ID:0Ls0uW18O
そうやって、聞いた情報をまとめていると、優子さんがお皿を持ちながら立ち上がって、

「あ、そうだ。ねえ蒼太くん。良かったら、成美にこの辺を案内してあげてくれる? 私は何回か来てるけど、この子は初めてだから」

と言った。お父さんも、
以下略



20: ◆doNEqSHiGo
2014/10/14(火) 20:34:48.39 ID:0Ls0uW18O
すると、お皿を器用にまとめて抱えた優子さんが笑いながら、

「あら、成美もそういう年頃かしら?」

「お、お母さん! 茶化さないでよ! そんなんじゃないもん!」
以下略



21: ◆doNEqSHiGo
2014/10/14(火) 20:36:16.87 ID:0Ls0uW18O
「よく、解らないんだけど」

と言うと、

「はは、まだ早いか。まあ、成美ちゃんくらいの年になれば解るだろ」
以下略



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