過去ログ - Viper「無限の資質」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/09(木) 23:23:28.02 ID:2ge1itV00
Omega「逸脱してらぁな。色々と」

Viper「……ふぅん」

それ以上こちらが続けないと判断したのか、暫くして、脚立の上で鼻を鳴る。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/09(木) 23:26:48.50 ID:2ge1itV00
Omega「あぁん!?」

ため息交じりのその言葉に、反射的に険のある声が出る。が。

Viper「落ーちー着ーけ。別に貶めてるわけじゃねぇよ」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/09(木) 23:30:10.93 ID:2ge1itV00
Viper「良く見てんな。安心したぜ」

ギラギラと輝く目はそのままに、彼はそういうと脚立からひょいと飛び降りる。

Viper「おっ……とと」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/09(木) 23:36:27.39 ID:2ge1itV00
Viper「じゃ、後は任せた。俺じゃ、お前みたいにゃあ、行かないからな」
そう一言だけ残し、ゆっくりとエースが歩み去る。

何を、とまでは聞かなかった。
薄闇を切り裂くような紫電を目の端から滲ませて次のエースの機体に背を向ける奴に何か言うほど無粋ではない。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/09(木) 23:42:34.28 ID:2ge1itV00
Viper「それ、描き直してやっといてくれや」

Omega「はぁ?」

Viper「俺ぁ、隠居するからな」
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/09(木) 23:44:52.23 ID:2ge1itV00
Viper「しっかり、綺麗に描いといてやれよ」

その一言を最後に、アローズのエース、Viperはハンガーを出て行く。

出て行った。


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/09(木) 23:47:20.59 ID:2ge1itV00
そうだ、今までと同じように博打の借金がかさんでいずれ戻ってくるのであれ、暫くボーンアローの編隊は彼を欠いたものに変わるのだ。

そして恐らく、その時の一番機は。

そして、そうなった時に要るのは。


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/09(木) 23:49:56.73 ID:2ge1itV00
Omega「……エース、ね」

資質は充分なのだ。

あと必要なのは、分かりやすい記号。証。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/09(木) 23:55:08.76 ID:2ge1itV00
とりあえずの塗料落としと、あのバカが塗料缶に放り込んでいった刷毛を取りに行こうと、踵を返して気付く。

Omega「ヤロウ」

手には、腕には、未だに大量の酒瓶。
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/10(金) 00:00:17.47 ID:b25RFQRS0
Omega「……酔っぱらいのセンスも、馬鹿にしたもんじゃないかもな」

位置はそのまま使わせてもらおう。
死神の性別までは流石に知らないが、多少は親しみやすくなるだろう。

以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/10(金) 00:05:23.57 ID:b25RFQRS0
「……」

巨大な鉄扉がけたたましく、それでも時間帯を考えてか、常時に比べると控えめな音で閉じられる。
その後すぐに、セキュリティが正常に機能し始めた事を知らせる電子音が聞こえ、ハンガー内部からは、そして程なく、ハンガーの外からも完全に人の気配が消え、一切は闇と静寂に沈む。

以下略



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