28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/10(金) 13:19:59.81 ID:cvkzOU2VO
その日の放課後、部活に行く前に平塚先生に呼び出されたので職員室へ行くと、職員室脇にある個室に連れて来られた。
個室に着くなり平塚先生はソファにドスッと座りポケットから取り出した煙草に火をつけ、スパーッと一度吸ってから話を始めた。
静「比企谷、君の妹の調子はどうかね?間も無く高校受験だろう。やはりここに入学希望なのか?」
八幡「えぇ、そのようですね。まぁ大丈夫じゃないっすかね。我が妹ながら俺よりちゃんとしてるんで。」
静「そうか、それは何よりだ。前にも言った様に、私たち教員もまた一人の人間だ。私は君を含めた奉仕部の子たちのことはお気に入りだからな、他の子よりも君の妹には合格してほしいと思っているよ。」
煙草の吸殻をトントンと落として続ける。
静「あのクリスマスイベント以降、奉仕部はどうだ?」
八幡「……困ったもんすね。」
静「…ほぅ。何に困っているのだ?」
八幡「また雪ノ下の罵倒が飛んでくることが…」
平塚先生は目をパチクリさせてたかと思うと急に笑い出す。
静「はっはっは。なんだそんなことか!また何かあったのかと心配したよ!」
笑い事じゃねぇ!こっちは日々心が抉られてるんですよっ!!
ふふっと笑って平塚先生は俺の目を見据える。とても優しい目だ。
静「はー、本当に君は面白い子だよ。それにそれは雪ノ下なりの照れ隠しだよ。君も気付いているだろう。あの子は誰よりも遠くにいる様に見えるが案外近くにいるのさ。特に君と由比ヶ浜の前ではな。」
うっ……。何かこのままだと不味いと思ったので話を変えることにした。
八幡「ところで、要件はなんすか?このために呼び出したわけじゃないっすよね」
静「確かにそうだが、君とは話が合うし面白いからな。たまに理由がなくても呼びそうになる。」
呼ばないで下さい。
…独身こじらすと生徒との会話に花を咲かせてしまうのか。誰かもらったげて!
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