過去ログ - 劇場版アイマスで水瀬家に宿泊した志保のお話 抄
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[sage]
2014/10/12(日) 12:07:39.96 ID:NHNSY0P+o
バスローブの袂を割って、氷に冷やされた伊織さんの指先が私の脇腹をくすぐった。
突然の温度差に腹筋が収縮し、身体が小さく跳ねた。
たまらず身体を捻って逃げ出そうとするも、体力が枯渇ぎみの現状では背中から回された腕を振りほどくことができない。
じたばたしてホコリを飛ばしているうちに息が切れてきて、伊織さんに抱きかかえられる形となってしまう。
身体を動かしているうちに温まったのか、氷で冷えた指先が最初の数十秒だけで済んだのは幸いだった。
「はぁ……っ、はぁ……」
横になりながら身体を暴れさせたため着崩れてしまったバスローブの隙間を伊織さんの指が這い始める。
最初にイタズラされた脇腹を、今度は”くすぐり”にならない程度にやさしく撫で上げられる。
「身体触られるのは、嫌?」
「ヤじゃない……です……」
先ほどの運動でわずかに汗ばんだ肌を、先輩の五指が圧力をほとんど感じさせない繊細な手つきで脇腹を腰から胸の側面まで滑ってゆく。
一拍おいて肌がこそばゆさを自覚し、思わずそちら側に”伸び”をしてしまう。続いて側面攻撃で油断している背中に人差し指があてがわれる。
指の腹をぺったりと触れさせ、じんわりと汗をかいた肌と指紋の摩擦を確かめるようにジグザグな動きを与えられた。
どこで折り返すかは伊織さん次第なため、触れてもらえなかった部分のもどかしさで実際に触れられた部分がより強調される。
折り返し地点でいちいち指先を垂直に近くされるものだから爪の先端が「の」の字を描き、ピリっとしたアクセントを加えられ、たまらず私は短く息を吸ってしまう。
腰元からおなかにかけては既にもう片方の手のひらが侵略しにきていた。背中にしたのと同じようにおへその下からみぞおちのあたりまでを指の腹がすり足で進んでいく。
ただしこちらは親指から小指まですべてを使われているのでまんべんなく甘い愛撫を加えられることになる。
背中を這い回っていた指が尾てい骨まで到着し、脚のつけねから進軍を開始しアンダーバストまで、
伊織さんの指に触れられていないところがなくなるころには、氷の冷たさにもがいて生じた汗とは別の湿り気で身体が覆われていた。
総面積で言えば全身の三分の一ほどしか触られていないはずなのに、太ももの内側や胸の谷間すらじっとりとしてしまっている。
それでいて敏感な部分はおあずけのままだ。太ももをこすりあわせたり五指がみぞおちのあたりまでやってきたタイミングで胸を反らしてみたりと、
ひそやかに自己アピールをしているのに伊織さんはそれに気づいてくれない。いや、もしかして気がついているのにわざと焦らしているのだろうか。
「あ、あの……」
「なぁに?」
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