過去ログ - 劇場版アイマスで水瀬家に宿泊した志保のお話 抄
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/12(日) 11:45:48.41 ID:NHNSY0P+o
「母と弟は、応援してくれています」

 うそをつくのも忍びないと考え、事実を事実のままに告げることを選んだ。

「……? お父さんは反対しているの?」

 まあ当然この質問になるだろう。

「父は、いないので」

 どうしていなくなったのか、いつからいなくなったのかは説明から省いた。伊織さんならその意味を理解してくれるはずだろう。

「……それ、触れない方がいい?」

「できればそうしてください」

「そう。……じゃあ、家族は見に来てくれるんでしょう?」

 父親は見に来ないではなく、家族が見に来てくれる。欠落があることを上手に隠してくれる言い回しに好感が持てた。

 私が口に出すのを未だに渋っているグチは話せと言うのに、父親の件には踏み込んでこないでくれているのがありがたい。

「そうですね。家族も来てくれると言ってます。……それにダンサーであれども、アリーナです。全身全霊をもってステージに立ちたいんです」

 プロとして成長するために。誰でもできることをできるようにやるだけじゃお遊びにしかならない。


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