過去ログ - ほむら「そしてまた……叛逆の物語」
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2: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 17:53:48.77 ID:xeJGG1ho0
杏子「……ん?」
夜、自分の部屋で、魔法少女・佐倉杏子は突如虚空を見つめた。
まるでその先に誰かが居るかのように。
3: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 17:54:45.97 ID:xeJGG1ho0
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翌日、朝。登校時。
杏子「…………」
4: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 17:55:49.38 ID:xeJGG1ho0
杏子がリンゴを食べ終えた丁度その時、彼女が待っていた相手が向こうから歩いて来た。
杏子『──おう、マミ』
その相手……巴マミに、杏子は木の上からテレパシーで語りかける。
5: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 17:56:56.40 ID:xeJGG1ho0
マミ『おはよう佐倉さん。あなたにしては随分と早いじゃない?』
マミも、テレパシーで返事を返す。
その声色(といってもテレパシーだが)から察するに、杏子が待っていたのにすでに気付いていたのだろう。
6: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 17:57:37.56 ID:xeJGG1ho0
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魔法少女。
神そのものである『概念』を貶めた悪魔・暁美ほむらが再編し、作り上げたこの世界でもそれは存在している。
7: ◆LeM7Ja3gH2ba[sage]
2014/10/13(月) 17:58:38.00 ID:xeJGG1ho0
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杏子とマミは、辺りに誰も居ない近くの河原まで来ると、そこに腰をかける。
杏子「さて、と……だ」
8: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:00:16.75 ID:xeJGG1ho0
杏子「……だな。
そんな事態を避けれたらベストではあるが──
いずれ戦うにしろ、やっぱあたしとあんただけじゃぁあいつとは勝負にすらならないだろうし」
マミ「目をつけられるだけでも終わりでしょうしね」
9: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:01:39.23 ID:xeJGG1ho0
だが、それでもこの次元・宇宙は、ほむらが作った世界。
その一点だけでも、いわば創造神とも呼べる『悪魔』に真っ向から立ち向かうのは無謀であった。
たとえば……
10: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:03:00.68 ID:xeJGG1ho0
杏子「──と」
その途中で杏子が小さな声を上げると、携帯を取り出す。
話に集中して気付かなかった彼女だが、どうやら同じ人から何度も着信があったようだ。
11: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:04:37.28 ID:xeJGG1ho0
マミ「……そろそろ行かないと、暁美さんにも気付かれちゃうかもしれないわね」
杏子「そうだな」
言うと、二人は立ち上がって学校の方へと歩き出す。
12: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/10/13(月) 18:05:58.08 ID:xeJGG1ho0
杏子「おう、また後でな」
ニッコリほほえむと、マミは去っていった。
杏子はそれを見届けると、
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