過去ログ - ほむら「そしてまた……叛逆の物語」
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527: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:05:39.19 ID:tVrBkgvy0
──暁美ほむら。
彼女は今も生きている。
今までと変わらぬ肉体で。
528: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:08:53.19 ID:tVrBkgvy0
だがもちろん、彼女はそれだけで終わるつもりはない。
まどかのなり方こそイレギュラー中のイレギュラーではあったが、神とは特定の者しかなれない存在ではない。
人の誰しもが胸の中に持っている、暖かな『アイ』──愛。
529: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:15:22.79 ID:tVrBkgvy0
そして、まどかやほむらが知っていて、かつ誰よりもまどかに近しい者たちで見事に神になった例もある。
しかし簡単なように見えて、良心が花咲くほどの人生を送りきれる者は決して多くはない。
生き方を大きく誤ると、良心は二度と表に出てこれないほど奥深くに隠れてしまったりもするからだ。
530: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:16:45.35 ID:tVrBkgvy0
──だから──
ほむら「まどか」
もはや、多くの言葉はいらない。
531: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:18:42.27 ID:tVrBkgvy0
なぎさ「それにしてもほむらっ!」
だきっ!
532: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:20:49.80 ID:tVrBkgvy0
ほむら「私はあの時、もう駄目だと諦めてしまっていたから。
でも、いよいよという時にあなたの悲鳴が聞こえて……」
ほむらは目を覚ました。
533: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:24:14.54 ID:tVrBkgvy0
ほむら「多分、なぎさが居なかったら私はここに立ててはいなかったと思う。
──ううん、それは全員に対して言える事なのだと思うけど……」
きっと、キュゥべえも含めて誰が欠けていてもこの結末は迎えられなかったのだろう。
534: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:26:52.81 ID:tVrBkgvy0
さやか「よおしっ、こうなったらみんなでハグだぁぁぁっ!」
杏子「をっ!」
まどか「きゃっ」
535: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:29:33.70 ID:tVrBkgvy0
マミ「ひゃっ」
だきっ!
536: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:31:37.94 ID:tVrBkgvy0
──六人はしばらく、全員で抱き合う感触を楽しんでいた。
しかし、そんな幸せな時間も永遠には続きはしない。
まどか「…………」
537: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/11/01(土) 20:33:24.08 ID:tVrBkgvy0
まどか「じゃあ、わたし……そろそろ行くね」
ほむら「……そうね」
杏子「……わかった」
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