188:名無しNIPPER[saga]
2016/02/25(木) 22:24:13.29 ID:ZfHVyDZr0
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さわさわと、桜の木が揺れる。温かな春の風に包まれて、気持ちよさそうに漂っているようです。
校庭の桜並木を眺めながら、私は思う。
海未(またこの景色を見る事が出来た)
この光景を見るまでに、色んな事があった。
幻と言われていた天才外科医がいた事。
そのお医者様を探す為に、色んな人の協力があった事。
その人達に協力をお願いする為に、μ`sの皆が寝る間も惜しんで活動していたこと。
そして、μ`sの皆が動き出した訳を。
海未「私は、なんて……」
言い掛けて、言葉が詰まる。
胸に宿る想いを持て余していると、
「うーみちゃん」
校門から、大好きな声が聞こえてくる。
振り返ると、そこにはやっぱり大好きな人がいて。
私はやっぱりこの想いが間違いじゃないと確信する。
「どうしたの?もう皆待ってるよ。海未ちゃんの退院祝いなんだから早くいかないと!主役が行かないと始まんないよっ!」
海未「すいません。どうしてもこの風景を目に焼き付けておきたかったんです」
私の隣に立った彼女と一緒に、私は再び音ノ木坂学院を見上げた。
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