過去ログ - 【ごちうさ童話】チノずきんちゃん
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6: ◆8GtO9Q8Y8U[saga]
2014/10/20(月) 22:51:06.45 ID:Wpbirk9f0
トントン、と戸を叩くと、


シャロ「誰ー? 新聞の勧誘ならお断りよー」

以下略



7: ◆8GtO9Q8Y8U[saga]
2014/10/20(月) 22:53:27.21 ID:Wpbirk9f0
ばばぬきで負けたココアオオカミさんが、ポカリを買いにスーパーとシャロちゃんの家を往復した頃、千夜ちゃんの家でチノずきんちゃんが目を覚ましました。


チノ「あれ……ここは」

以下略



8: ◆8GtO9Q8Y8U[saga]
2014/10/20(月) 22:55:28.55 ID:Wpbirk9f0
チノずきんちゃんは、家の中で何が起きているかも知らず、シャロちゃんの家の戸をトントンと叩きます。


チノ「シャロさん、起きてますか」

以下略



9: ◆8GtO9Q8Y8U[saga]
2014/10/20(月) 22:57:20.93 ID:Wpbirk9f0
ココアオオカミさんの言葉に思わず後ずさりするチノずきんちゃんを、お布団から飛び出したシャロちゃんと千夜ちゃんが捕まえます。


チノ「ちょっ、どうしちゃったんですか二人とも!」

以下略



10: ◆8GtO9Q8Y8U[saga]
2014/10/20(月) 22:59:18.15 ID:Wpbirk9f0
ココアオオカミさんがチノずきんちゃんをモフモフしようとしたその時です。タンターン、と音がして、千夜ちゃんもシャロちゃんも、ココアオオカミさんもうずくまってしまいました。


千夜「痛っ!」

以下略



11: ◆8GtO9Q8Y8U[saga]
2014/10/20(月) 23:02:51.03 ID:Wpbirk9f0
ココア「うう……ごめんなさい」

リゼ「一体なんで人を妹にするようなマネしているんだ」

ココア「私にはお姉ちゃんやお兄ちゃんはいても、妹がいなかったんです」
以下略



12: ◆8GtO9Q8Y8U[saga]
2014/10/20(月) 23:06:22.88 ID:Wpbirk9f0

チノ「……お父さん。確か最近、お店で新しく人を雇おうとか話してましたよね」

タカヒロ「ああ、確かにそうだが」

以下略



13: ◆8GtO9Q8Y8U[saga]
2014/10/20(月) 23:07:50.98 ID:Wpbirk9f0
本当はちょっとココアオオカミさんにモフモフされてみたかったチノずきんちゃんは、自分の働くお店に彼女を誘いました。

そしてココアオオカミさんは、チノちゃんたちの働く喫茶店で、本当のお姉ちゃんとなるべく必死に頑張りました。

しばらくして、ココアオオカミさんはみんなからオオカミと呼ばれることもなくなり、ココアお姉ちゃん、とチノずきんちゃんから呼ばれるようになったということです。
以下略



14: ◆8GtO9Q8Y8U[saga sage]
2014/10/20(月) 23:11:52.81 ID:Wpbirk9f0
――千夜ちゃんとシャロちゃんに捕まり、無理やりモフモフされてしまうチノずきんちゃん。口では嫌がっていても、心も体もどんどん素直にココアオオカミさんの妹になっていきます

ココアオオカミさんの温かな体に身を委ね、ほのかな甘い香りを肺に満たすと、もう頭の中はお姉ちゃんのことでいっぱいでした。チノずきんちゃんの小さなお口が、ココアお姉ちゃん、と言葉を紡ぎます

もう誰にも邪魔なんてされない。みんな私の妹だよ。そう言ってにんまりとココアオオカミさんは笑みを浮かべます。かりそめの妹、その存在がやがて生み出す悲劇も知らずに――
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/20(月) 23:26:18.37 ID:pCRWe9xjo
おつぴょん
そっちもやっていいのよ


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/21(火) 05:45:44.11 ID:Ui7TpV5q0

いや、これはもっと評価されるべきだろ


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