過去ログ - レッサー「『新たなる光』の名の下に集えよ、戦士」 〜闇、海より還り来たる〜
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892:名無しNIPPER[saga]
2015/06/09(火) 10:49:42.29 ID:41G8486T0
アルフレド「だからさ。別に悪魔でなくたって良くね?神霊に天使、聖霊に精霊。人間へ味方してくれる連中はごまんと居る筈なのに」

上条「あー……成程。そりゃそうだよな――ってまたお前!本題から逸れてるし!」

アルフレド「逸れてねーよ、ストレートだよ!つーか魔術云々の説明はクソ長いわ、しかも概念だけ素人へ教えるんだから時間かかって当たり前なんだよ!」

上条「信用出来ねー」

アルフレド「……いやだから。、俺にも魔術師――ではないけれども、一度決めたルールは破れないとかあんだって!……ったく信用ねぇなぁ」

上条「おい、ユーロスターん中での大量殺人犯。忘れてんじゃねーぞコラ、あ?」

アルフレド「俺達は”法的には”一回死んでるし?そこら辺は免責して欲しいところだがねぇ?」

上条「心配要らん。『人権?なにそれおいしいの?』って連中がね、腐る程居るから……ッ!」

アルフレド「やだそれ超コワイ――てか、お前が話逸らしてどーすんだよ。元へ戻すとだ」

アルフレド「昔は――『精霊』を喚んでいたんだよ。所謂原始信仰、アミニズム時代の話だ」

アルフレド「まだ神は神という形を取れず、万物に精霊が宿ると信じられていた時代、マッドマンは精霊を喚び、語りかけようとした――」

アルフレド「――が、失敗した。何故ならば精霊は気まぐれで、人の望みを容易に叶えてはくれなかったからだ」

アルフレド「だから人間は精霊を捨て『神』という概念を生み出した」

アルフレド「次の時代、人々は全知全能である神を慕い、敬い、憎み、そして神への道を至ろうとした」

アルフレド「いと高き御方の侍従を守護天使として従え、エロヒムの息子を喚ぼうした――」

アルフレド「――が、これもまた失敗した。何故ならば神の御業は偉大すぎて、到底人の手には余るものだったからだ」

アルフレド「だから人は神へ背を向け『悪魔』という概念を生み出した」

アルフレド「その結果どうなったのかは、カミやんは知ってる筈だな?」

上条「……」

アルフレド「中世に勃興した錬金術然り、古代に消えた獣化魔術に夢魔術と同じく、召喚魔術も今のセオリーからは遠く取り残されてしまったんだわ」

アルフレド「つーのもアレだ。『召喚魔術は動作が極めて不安定』って側面を持ってるからだ」

アルフレド「悪魔を召喚出来たとしても、まずまともにこっちの言う事は聞かない。どころか逆に命を奪おうとするのが当たり前」

アルフレド「また”世界の真理”とやらを教えてくれと頼んで、嘘八百吹き込まれるのも日常茶飯事。なぁ?せめて契約ぐらいは守って欲しいところだが」

上条「……完全に脱線してねぇかな、これ?」

アルフレド「前フリが長くて恐縮なんだが――あ、じゃ、こうしようぜ!実は俺カミやんに言ってなかったんだけど、”この教室の時間の流れは遅い”んだよ」

上条「そう――って待て待て!さっきは普通に流れてたじゃねぇかよ!」

アルフレド「いやなんか俺が龍脈に繋いだせいじゃねぇの?何か”外の時間の10分の1ぐらいになって”んぜ?」

上条「嘘くせー」

アルフレド「だから”この俺は嘘を吐けない”って設定になってんだよ。いい加減納得した方がお前のためでもあるんだがな」

上条「……まぁいいや。それで?」


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