17: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/10/26(日) 00:18:53.77 ID:8VpNROGe0
にこは予定より一本早い電車で向かった。
少し寄り道していくのもいいかもしれないと思っていた。
あの駄菓子屋はまだあるだろうか。
『妹の』馴染みのあの店。
18: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/10/26(日) 00:44:12.31 ID:8VpNROGe0
プラスチックのケースには、幼少よりだいぶ量の減ったラムネやコーラのグミ。
ババの足元にデブ猫が一匹。番犬には向いていないようだ。目を開ける気配もない。
にこ「あんた昔いたっけ?」
19: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/10/26(日) 00:47:44.02 ID:8VpNROGe0
ちょっと今日はここまで
またあした
20: ◆/BueNLs5lw[saga sage ]
2014/10/26(日) 10:32:45.98 ID:8VpNROGe0
すすこけた白猫は、招き猫にしては質素だ。
にこ「……睡眠しか誘わなさそうね」
砂利音を立てないように、中を見渡した。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/27(月) 02:00:09.51 ID:GkPhKoVUO
ええな
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/10/27(月) 16:06:02.72 ID:nkl76goj0
タイトル見てもしや、と思ったらやっぱり
楽しみにしてる
23: ◆/BueNLs5lw[saga ]
2014/10/29(水) 11:09:30.22 ID:X9aKwQz80
あの時代に咲き誇っていた少女達。スクールアイドル全盛期。
たったひと握りの可能性を信じていた。
10代はいつか終わる。でも、そんなの当たり前なのだ。
それがダメだなんてことも考えたくなくて。
24: ◆/BueNLs5lw[saga ]
2014/10/29(水) 11:36:46.61 ID:X9aKwQz80
小腹が空いたので、自分よりも背の高い少女が売っているたこ焼きを1パック買った。
食べ歩きながら散策していると、流れてくる曲に聞き覚えのあるものがあった。
にこ(これって……)
25: ◆/BueNLs5lw[saga ]
2014/10/29(水) 11:57:12.20 ID:X9aKwQz80
中学の時、自分は何をしていただろうか。
勉強? いやいや。
部活? さあ、どうだったか。
アイドル同好会、なんてちゃちいのに入っていたっけ。
ただ、今思うと同志がいるってことで背中を押されていたような気もする。
26: ◆/BueNLs5lw[saga ]
2014/10/29(水) 12:23:59.10 ID:X9aKwQz80
人だかりが出来ていた。学生が多い。
皆、にこより頭一つ分以上大きいため、背伸びをしても中々ステージが見えない。
秋めいた空の下。アナウンスが流れた。ココアの声だ。
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