過去ログ - 八幡「彼女の笑顔が頭から離れない」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/10/27(月) 01:26:05.00 ID:zb0yCBaF0
「そうね、悔しいけど私も彼と同じ意見だわ」
俺に賛同するのにわざわざ攻撃する必要はあるんですかねぇ…雪ノ下さん。
「ゆきのんもヒッキー派?あたしはなんか、そういうの嫌だな…」
途端に彼女の声が小さくなる。
「じゃあお前はどうなんだよ…」
一瞬昼休みの件が頭にチラついたが、思わず口に出てしまった。
自分に振られると思っていなかったのか、急に由比ヶ浜はもじもじしだした。
何なの?恋愛の話したいの?したくないの?どっちなの?
「恋愛って、もっとなんか、よくわからないものじゃん?」
「どこが好きとか、こうだから好きっていうのはなんか理屈っぽいっていうか…」
「気付いたらその人の顔が頭から離れない、恋愛ってそんなもんだと…思うな」
由比ヶ浜の口から出たのは、まっすぐな言葉だった。
声は消え入りそうなほど小さかったが、俺にはくっきりと聞こえた。
顔が急に熱くなる。体温が一気に上がって汗が噴き出る。自分でも視線が泳いでるのがわかる。
恥ずかしくなって俺は顔を背けた。
「八幡?お主…だいじょうb」
「そっか、それでよかったのか」
藤沢は納得したように頷き、あいさつをして部室を後にした。
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