過去ログ - こまる「キミ・・・・どこかであった?」 謎の男の娘「ぼくち・・私は・・・」
1- 20
176: ◆YmkUtqcs4Y[age]
2015/03/28(土) 22:21:48.72 ID:qOtPXT8i0
葉隠「急ぐべ!急ぐべ!」

塔和シティの目ぬき通りを一台の救急車が激走していた

花音「一体なんなのよぉぉぉぉぉ!!!!!」

相方の悲痛な叫びも天然タワシもとい、葉隠康比呂は意に反さない

葉隠「頼むから静かにしてくれぇ!!!今に絶対感謝するっぺ!!!!!」

半ば泣き声のような絶叫をあげながら葉隠は更にアクセルを踏んだ


葉隠「嘘・・・だべ・・・・」

元「超高校級の占い師」である葉隠のスタイルは良く言えば「インスピレーション」、悪く言えば「あてずっぽう」だ
無論、彼もタロットカードから果ては花札、水晶占いすらその技法をマスターしている
その中に「夢占い」も含まれていた

彼の母親である「葉隠浩子」
彼女が「何か」を守ろうとして鉄パイプを振り回している内に、天からウサギ天使が現れてそのままフランダースの犬のように拉致される
その光景を眺めていた
無論彼もその「ウサギ天使」に抗った
だが、叩いても殴っても倒せなかった

多寡が夢と切り捨てれば気は楽だ
しかしなまじ「夢占い」の技法を会得している以上それが夢であると断ずることはできなかった
もう「あの時」のような後悔はしたくなかった
臆病者だと罵られてもいい
でも誰よりも大切な母親を見捨てたくなかった

葉隠「間に合ってくれぇぇぇぇ!!!!!!」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
193Res/146.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice