過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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103:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:17:37.58 ID:agZ8HDU50
勇者「……って、あれ? 神殿復活してなくね?」

僧侶「そういえば、そうですね。加護の高まりを感じられません」

武道家「まだ祠の中に魔物が残っているのか?」

勇者「え〜、うそん。ちゃんとしらみつぶしにしてきたのに? ……もしかして最初の時みたいに神殿の後ろにGがいるんじゃ……」

戦士「ひぅ…」ゾワワ…!

僧侶「はわ…」ゾワワン…!

武道家「お前…思い出させるなよ……」

勇者「俺かて思い出したくないわ。君ら知らんだろうけど、俺あの時体液もろかぶりで不快度MAXだったんだかんね。あの後超ぉ〜体洗ったわ。皮膚剥げるかと思うくらい洗ったわ」

勇者「実際ちょっと血ィ出たわ」

武道家「もういいわかった。じゃあ今回は俺が見てくるから……ちょっと待ってろ」

武道家「………」

武道家「何もいないな」

戦士「ということは、やはり洞窟内に討ち漏らした魔物がいるということか」

勇者「いや〜、それは考えにくいんだけど……ひょっとしてそこの魔猿がまだ生きてんじゃね?」

僧侶「いや、いくらなんでもそんなまさか……」

魔猿「クク…カハハ…」ゴフッ

戦士「……ッ!!」

勇者「いやいや…おいおい、マジかよ……」

武道家「何という生命力だ……」

魔猿「ガハ…貴様ラハモウ終ワリダ…アノ方ガイラッシャッタ…」

勇者「『あの方』?」

魔猿「我ラノ主…我ラ魔獣ノ頂点、獣ノ王……貴様ラ人間如キデハ、ドウ足掻コウトモ……ガハ、クハハ……!」

魔猿「先ニ地獄デ待ッテイルゾ……グハハハ……グフッ」ガクッ

 魔猿の絶命と同時に、神殿が輝きを取り戻す―――
 勇者たちは精霊の祠を解放した!

勇者「無事に精霊の加護を受けることは出来たけど……」

武道家「何とも不気味なことを言い残して逝ったな、この魔猿とやらは」

勇者(『獣の王』……何だっけ、つい最近どこかで聞いたような……)

勇者「なーんか嫌な予感するな。みんな、長居は無用だ。さっさと帰ろうぜ」




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