過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:20:41.59 ID:AszI6XDJ0
翌朝の朝食後―――

勇者「えー、当面の行動方針を発表します」

武道家「おう」

僧侶「はい!」

戦士「ふん」

勇者「色々と町の人の話を聞いてみると、かつて親父はここから南西にある精霊の祠に向かい、そこを魔物たちから解放したようです」

勇者「みんな知っているとは思うけど一応確認。精霊の祠ってのは精霊の力を活性化させるために昔の人が作った神殿が置いてあるところで、世界各地に点在し、それは今回のように祠になってたり、人の手で建造された塔だったり、その形式は様々です」

武道家「その場所が今は魔物たちに占拠されていて、精霊の力が弱まっている」

勇者「はい武道家くん正解。魔物たちは率先してこの神殿を汚し、自分たちに対抗する力を削ごうとしています。実際、もうかなりの数の神殿が魔物たちの手に落ちている」

僧侶「そこを魔物たちから解放し、精霊様たちの力を取り戻すわけですね!」

戦士「その上、解放に成功すればその地域の精霊たちはおそらく我々に多くの加護を与えてくれる……」

勇者「二人とも大正解。そして土地の精霊の力が強くなれば相対的に魔物たちの力も半減される。そうすれば駆逐も容易になるはずだ。まあその辺りはもう国に任せるけど」

勇者「というわけで……当面は親父の足取りを追いながら、各地の神殿を解放していくことで魔物の駆逐と俺たち自身の強化を図る。そういうやり方で行きたいと思います。いいかな?」

武道家「問題ない」

僧侶「勇者様にお任せします!!」

戦士「異論はない」

勇者「ほいじゃ、そうだな……二時間後を目処に出発しようか」

戦士「今すぐではいかんのか?」

勇者「いや、色々と準備があるからさ」

戦士「そうか……」

勇者(何だコイツすっとれえな感満載の眼差しだよ! オメーが昨日無駄に喧嘩吹っかけてこなけりゃ昨日で準備終わってたかもしんないんだよ!!)

勇者(まあもう面倒くさいから言わないけど! ファック!!)



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